一聴すると普通に趣味の良さそうなインディバンドだけどフレーズの詰め込まれたギターが妙に歪で気持ち良くなってくる。良かった。
発売日 2017/2/22
収録楽曲
1. トンビ、回る
2. まるい水槽
3. 雲の通り道
4. とんぼ返り
5. 夜の川を見れば
6. 肺呼吸を止めた日
7. 煙幕
8. ウシガエルの合唱
シングル良かったのでこれは…とかなり期待が膨らんでいたけど、アルバムはわりといつもの感じ。ギターかっこいい。緩やかな曲では叙情的なメロディーを聴かせてくれるが、ハードな曲になるとメロディーが鼻歌みたいで、アクロバティックなギターをかき鳴らしながらメロディアスなボーカルを聴かせるスタイル、というのはもうやらないのかな。
浅井健一&THE INTERCHANGE KILLS "細い杖" (Official Music Video) - YouTube
浅井健一&THE INTERCHANGE KILLS "Messenger Boy" (Official Music Video) - YouTube
発売日 2017/3/8
収録楽曲
01 Messenger Boy
02 朝の4時
03 細い杖
04 Cosmic Wonder Bowler
05 L.A.
06 Fried Bird
07 何あせってんの
08 魔術師
09 フルサト
10 マス釣り
11 Finish Field
パンクからUSオルタナ、ブリットポップまで、あらゆるギターロックからポップで明るい要素だけを集めて更には50's/60'sテイストも混ぜ合わせたような楽曲が並んでいて、節操も新鮮味も無いけどひたすらアッパーで景気付けには良かった。でも個人的にはボーカルの声はちょっと苦手かも。
The Regrettes - Picture Perfect [Live Video] - YouTube
The Regrettes - Hey Now [Official Music Video] - YouTube
発売日 2017/1/20
収録楽曲
01 I Don't Like You
02 A Living Human Girl
03 Hey Now
04 Hot 05 Seashore
06 Juicebox Baby
07 'Til Tomorrow
08 Pale Skin
09 Lacy Loo
10 Head In The Clouds
11 How It Should Be
12 Picture Perfect
13 Bronze
14 Ladylike / WATTABITCH
15 You Won't Do
凄くフツーにいかにもひと昔前のUKなバンド。中心メンバーがジョニー・マーの息子という情報が無かったら聴くことなかったかも、とは思うけど、そのフツーさが逆にけっこう新鮮で、曲も良いので結局わりと聴いてる。ちなみに4曲目の出だし以外はスミスっぽさ皆無。タイトルの付け方含めた大仰さは今時は貴重かも知れない。
Man Made - 'Raining In My Head' (Official Music Video) - YouTube
Man Made - Bring Some (Official Video) - YouTube
発売日 2017/2/8
収録楽曲
1. Carsick Cars
2. Hi Tech Low Life
3. You Never Know How It Feels
4. Raining In My Head
5. Plastic Key To Living
6. Everything We Miss
7. Bring Some
8. Nobody’s Dreaming
9. All Mine
10. TV Broke My Brain
11. Slowdance
12. Don’t Thank God
13. Everything And All Of This
1930年代、日本統治下の韓国。富豪上月(チョ・ジヌン)の財産を狙う詐欺師(ハ・ジョンウ)は令嬢・秀子(キム・ミニ)を誘惑する計画を立て、スムーズに計画を進行させる橋渡し役として少女スッキ(キム・テリ)をメイドとして先乗りさせる。上月邸でメイド・珠子として働き始めたスッキは騙す対象である秀子の美しさと純真に魅了されていき、秀子もまた献身的な珠子に心惹かれていく。しかし詐欺師は日本の貴族藤原伯爵を名乗り上月邸を訪問し、計画の実行を始めるのだった。
監督、脚本:パク・チャヌク、脚本:チョン・ソギョン、原案:サラ・ウォーターズ、撮影:チョン・ジョンフン、美術:リュ・ソンヒ、音楽:チョ・ヨンウク。
もっと耽美で暗黒ムードだと思ってたらネアカで痛快な犯罪物の趣きで楽しかった。冗長な表現削ってコンパクトに仕上げてくれたらもっと良かったのに、というのは韓国映画あるあるだし、そのしつこさが味だったりもするから別にいいのか。
日本映画で日本人俳優が演じていたら決して出てこない台詞が微妙なイントネーションで繰り出されるのもちょっと得難い体験だったし、エロオヤジたちの秘密の会合描写など真面目なんだかふざけているのか不明で不思議な居心地を味わえるのも楽しかった。
そんな秘密の会合の主催者である『お嬢さん」の叔父は、救いようの無い変態の悪人ではあるが、だからと言って彼のコレクションである春画その他のエロ本を全部廃棄して爽快だぜ、みたいな流れは主人公達自身がそもそもは肉欲によって結託しているんだから都合良くないか、と思わないでもなかった。それってスケベ=悪、女性同士なら綺麗みたいな単純な見立てに思えてイヤな感じだったのだが、そこはエロ映画作る言い訳として仕方ないか。それにそこから性別国籍全てを乗り越え、ぶち壊していく終幕での疾走感はエンターテイメントとして確実に燃える展開になっていたので、やっぱり必要な場面か。
それにしても役者陣や美術、舞台立て全てが高水準だし、その作り込みへの熱量も感じられて、その上でエキセントリックでトリッキー、更にはバディ物の爽快感すらあるストーリーを疾走させるという好き放題をやり放題な作品をヒット映画として成立させてしまうパク・チャヌクと韓国映画界、凄まじいと思った。
前作好きだったし評判も良いしで期待値上げ過ぎて聴き始めたら、いきなりアントニー&ザ・ジョンソンズみたいな曲で始まって、何だこれはと思っているとイマドキのR&B調に裏声とヴォコーダーで延々と終わった恋に関する失意を歌い上げ続けて、最後はそこから解放されるという自己演出過多な構成で幕を閉じる流れに何だこれは、という感じでピンと来ず、それでも音が面白くて何度も聴いちゃっていたのだが、繰り返し聴いていたらやっぱりこれは凄いかも知れない、いや凄い、と思い直した。ロックバンドの新作という感覚で聴き始めたのがいけなくて、狂気のど演歌としてとんでもない怪作だった。
Dirty Projectors - Up In Hudson - YouTube
Dirty Projectors - Keep Your Name (Official Video) - YouTube
発売日 2017/3/3
収録楽曲
1. KEEP YOUR NAME
2. DEATH SPIRAL
3. UP IN HUDSON
4. WORK TOGETHER Flash
5. LITTLE BUBBLE
6. WINNER TAKE NOTHING
7. ASCENT THROUGH CLOUDS
8. COOL YOUR HEART
9. I SEE YOU
聴き始めはエレポップやめてR&Bになっちゃたのかとガッカリ気味だったけど、聴き進めていくと段々と軽やかな電子音で遊んでる感じを端々に発見出来て、魅力のポップなメロディーも抑制しつつもちゃんと健在で、結局沁みるし楽しい傑作という結論。
Neon Bunny - Romance in Seoul - YouTube
Neon Bunny - Its You - YouTube
Neon Bunny - 빌딩의숲 Forest of Skyscrapers - YouTube
Neon Bunny 야광토끼 - Room 314 Feat.Mark Redito - YouTube
発売 2017/1/18
収録楽曲
01 Romance in Seoul
02 Forest of Skyscrapers
03 Room314
04 All I want is you
05 It's you
06 Ai
07 Bugaksanlo
08 New Moon
09 Don't forget me
10 Blue (bonus track)