yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

魔法少女リリカルなのは Reflection (2017・日)

    滅びつつある惑星エルトリアに住まいながら星の再生を目指すフローリアン一家。しかし一家父親が病に倒れ、次女のキリエ(佐藤聡美)は人工知能イリス(日笠陽子)の助けを借りて父と惑星を救う鍵となる「夜天の書」を奪うべく遥か彼方の「地球」へと向かう。そこで時空管理局の高町なのは田村ゆかり)、フェイト(水樹奈々)、そして夜天の書の所有者である八神はやて植田佳奈)と対峙するが、キリエの暴走を止めるべくエルトリアよりキリエの姉アミタ(戸松遥)も到来し、エルトリアと地球の命運を賭けた激しい戦いが始まる。

監督:浜名孝行、原作・脚本:都築真紀、キャラクターデザイン・総作画監督:橋立佳奈、バリアジャケット・デバイスデザイン原案:黒銀、総作画監督:坂田理、新垣一成、美術設定:平澤晃弘、美術監督:鈴木朗、3DCGプロデューサー:田中臥竜、CG総監督:名倉晋作、音楽:中條美沙、アニメーション制作:セブン・アークス・ピクチャーズ

 

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    「リリカルなのは」はテレビシリーズも観たことが無かったので、今作を観る前に劇場版前二作を観てみた。どちらも魔法少女というジャンルを使いつつガジェットやバトルシーンの演出がほとんどロボットアニメで、ストーリーは熱い友情を謳っているというアニメオタクが好きそうな要素をごった煮にしたような作品で、テレビシリーズの総集編でもあるためかエピローグが異常に長ったりもしたけどそれぞれ単体作品として充分に面白かった。

 

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    で本作はテレビアニメの作画をそのままアップデートしたような画面が演出を含めてオーソドックスなスタイルのオタクアニメの凄味を感じさせてくれて良かったし、内容も前二作で繰り広げられた鏡像関係のキャラクターたちが織りなすバトルストーリーをさらに増殖させて膨らませ続けるというバトルと関係性の過剰なインフレスパイラルになっていて、ほとんど戦闘シーンしかないんだけど(ないからこそ?)テンション上がった。 

 

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    しかしそんな盛り上がりが最高潮に達したところでブツリと終了、以下次回に続くになっていて、面白かったので続きがあるのは歓迎だけどそれならタイトルに前編とか付けては欲しかったかな。

 

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「魔法少女リリカルなのは Reflection」本予告第一弾 - YouTube 

 

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ダンケルク (2017・米)

  第二次世界大戦、ドイツ軍によりフランス北部ダンケルクに追い詰められ、取り残されたボルトン海軍中佐(ケネス・ブラナー)以下40万の英仏連合軍。英国は民間船まで総動員した救出作戦を発動する。そんな中、民間船の船長ドーソン(マーク・ライランス)も息子のピーター(トム・グリン=カーニー)、その友人ジョージ(バリー・コーガン)とともに作戦に志願、航海途中で錯乱した英国兵士(キリアン・マーフィー)を救出しつつダンケルクへ向かう。一方空からは空軍パイロットのファリア(トム・ハーディー)らがスピットファイアを駆って援護へ向かっていた。そしてダンケルクでは英国の若き兵士(フィン・ホワイトヘッド)が無口な同年代の兵士(アナイリン・バーナード)やアレックス(ハリー・スタイルズ)らと必死の脱出を図っていた。

監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン、撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ、美術:ネイサン・クローリー、編集:リー・スミス、衣装:ジェフリー・カーランド、音楽:ハンス・ジマー

 

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    前情報としてノーCGのこだわりを知ってしまっていたからなのか、映像の贅沢さにウットリさせられた。CG使っていないというのを知らなかったら大作のわりにショボいと感じたのだろうか、とも思ったがどんな映像でも作り出せることを前提とした画面作りとは明らかに違う、カメラをどこに置いて、どのように見せるかを物理的に考えて表現された映像の凄味というのはあるのだと感じた。もちろんCGを多用した映像にはCGなりのアイデアや努力が詰まっているから、単なるノスタルジーかも知れないが、実写だからこそ響いてくる感覚はやっぱり気持ちが良かった。

 

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   観た直後は時間軸をいじっているのがサスペンスとしての盛り上げを阻害しているように感じて、単に構成にこだわってみました、みたいなノーランの要らん自己主張だと思っていたけど、戦争を描くにあたって個人の英雄譚としての盛り上げを抑制させる目的だったのかもと思うと凄く的確なスタイルだったように思い始めた。物語の進行を時間軸に沿って描いてしまえば2枚目の顔面をほとんど表に出さずにいながらもトム・ハーディ演じるパイロットがヒロイックに際立ち過ぎる結果になっていたはずで、市井の救出作戦志願者の存在も埋没していたかも知れない。

 

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    音楽はいつものハンス・ジマーの大作サントラとは全然違う作りの音になっていて、かなり耳につくし、緊張感を煽り続けるので良くも悪くも映像を支配してしまっていたけど、物理的な圧迫感が実はあまり表に出てこない今作にはこれも的確なスタイルだった気がしてきた。何だかんだでやっぱりノーランって凄いのかなと今更感じてしまった作品だった。

 

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映画『ダンケルク』予告3【HD】2017年9月9日(土)公開 - YouTube

 

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The Horrors / V

   インダストリアル+ニューロマみたいなM3「MACHINE」はポップでありつつもホラーズらしくてカッコ良かった。全体的には聴きやすくまろやか〜な感じで、完成度は高いとは思うがそれはホラーズに求めていないのでちょっと戸惑ってしまった。

 

The Horrors - Machine (Official Video) - YouTube

 

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発売日 2017/9/22
収録楽曲
1 HOLOGRAM
2 PRESS ENTER TO EXIT
3 MACHINE
4 GHOST
5 POINT OF NO REPLY
6 WEIGHED DOWN
7 GATHERING
8 WORLD BELOW
9 IT'S A GOOD LIFE
10 SOMETHING TO REMEMBER ME BY
11 FIRE ESCAPE (ボーナストラック)
12 WATER DROP (ボーナストラック)

Arcade Fire / Everything Now

    ポップ過ぎるという評判通りどポップだった。でもそんなバンドだしかなり好き。歌詞は暗いというより真面目だなあという印象だけど、相変わらず大勢でワイワイ奏でて楽しそうな曲そのもののパワーが先行していてテンション自体は高いのも良かった。

 

Arcade Fire - Everything Now (Official Video) - YouTube

 

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発売日 2017/7/28
収録楽曲
1. Everything_Now [continued]
2. Everything Now
3. Signs of Life
4. Creature Comfort
5. Peter Pan
6. Chemistry
7. Infinite Content
8. Infinite_Content
9. Electric Blue
10. Good God Damn
11. Put Your Money on Me
12. We Don't Deserve Love
13. Everything Now [continued]

RIDE / Weather Diaries

   ライドはリアルタイムで聴いたのが「Trantula」で、当時は野暮ったくて古臭いロックにしか聴こえなくて、あんまり好きにならなかった。そのあとシューゲイザーのバンド聴いていく中で初期作なんかを聴いて、こんなバンドだったんだと認識を改めたんだけど、その頃には既に解散、アンディ・ベルの活動もオアシス加入含めて存在感無かったので僕の中でライドはすっかり過去のバンドフォルダに入っていた。しかし何となく聴いてみたこの復活作は、過去のライドから連続していながらちゃんと今の作品として成立した傑作だった。

    英国の美青年みたいなイメージからすっかりかけ離れた内ジャケに並んだメンバーの老け具合相応にゴツい音を鳴らしつつちゃんと
初期の雰囲気も残していて、筋肉質になって初期のドリーミーな雰囲気を失くしてしまったような「Trantula」はほんとはこんな風にしたかったんではとも思った。

 

Ride - All I Want (Official video) - YouTube

 

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発売日 2017/6/16
収録楽曲
01 Lannoy Point
02 Charm Assault
03 All I Want
04 Home Is A Feeling
05 Weather Diaries
06 Rocket Silver Symphony
07 Lateral Alice
08 Cali
09 Integration Tape
10 Impermanence
11 White Sands
12 Home Is A Feeling (A Creamy Crambled Suite For A Ride)(ボーナストラック)

LCD SOUNDSYSTEM /American Dream

    なんかついこの前解散したような気がしてたけど復帰作らしい。全然変わってない。相変わらず楽しい。でもアルバムトータルでは今までになく聴きやすい気もするので売れるのも納得。

 

LCD Soundsystem - tonite - YouTube

 

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発売日 2017/9/1
収録楽曲
1. Oh Baby
2. Other Voices
3. I Used To
4. Change Yr Mind
5. How Do You Sleep?
6. Tonite
7. Call The Police
8. American Dream
9. Emotional Haircut
10. Black Screen

Japanese Breakfast / Soft Sounds From Another Planet

   前作での声の可愛さ、ポップなメロディーはそのままにより冴えまくったアレンジが深みを与えていてタイトル通りの桃源郷サウンド。特にM5、M10のまろやかさはたまらなかった。

 

Japanese Breakfast - Machinist (Official Video) - YouTube

Japanese Breakfast - Boyish (Official Audio) - YouTube

 

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発売日 2017/7/14
収録楽曲
01. Diving Woman
02. Road Head
03. Machinist
04. Planetary Ambience
05. Soft Sounds from Another Planet
06. Boyish
07. 12 Steps
08. Jimmy Fallon Big!
09. The Body Is a Blade
10. Till Death
11. This House
12. Here Come the Tubular Bells