新婚旅行に行っていなかったひろし(森川智之)とみさえ(ならはしみき)が、しんのすけ(小林由美子)たちを連れてオーストラリアへの激安新婚旅行ツアーに参加することに。しかし到着早々、ひろしが謎の仮面族にさらわれてしまい…。
監督:橋本昌和、脚本:うえのきみこ、水野宗徳、 作画監督:針金屋英郎、原勝徳、大森孝敏、末吉裕一郎、美術監督:皆谷透、音楽:荒川敏行、松尾早人。
アクションにキャラの歌声を被せるクライマックスとか、完全に子を連れて来た夫婦をターゲットにした作りなど、あざとさと演出過剰な部分が目にはついたけど、原作の旧態的家族設定はいじれないまでも何とか現代的な家族像にアップデートして楽しませようとする脚本は秀逸だったし、内輪ノリの寒いギャグも控え目で、デスロードオマージュなどが程よい加減なのもスマートで良かった。