yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

いきもの怪談 呪鳴(竹書房怪談文庫)/戸神重明

動植物系怪談、らしい。これも実話怪談のサブジャンルなのか⁉︎奥深し…。とは言え、化け猫やゾンビ犬が暴れるとかいう話ではなく、ちょっと動植物が絡む実話怪談という体裁。それほど動植物テーマを深く掘り下げてホラー化しているわけではないエピソードも多…

邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season10/服部 昇大

ファスト映画とか、そういう文化があるのは知ってはいたけど、実際どういう界隈なのか理解してなかった。ので、今作のダーク池ちゃんのおかげでどういうものか何となく分かった。笑えるのにかなり真面目な考察はさすが。そしてコナンくん映画を遂に俎上に載…

安達としまむら11 /入間人間

いよいよ次巻で終わりらしい。ので、もったいないから寝かせていたが、番外編が2冊出てしまったので読んだ。蛇足かな、とか思わないでもない内容で、ここのところずっとそんな感じとも言えるが、百合ジャンルの上級作品ではそんなエピローグや番外編的なもの…

週に一度クラスメイトを買う話2〜ふたりの時間、言い訳の五千円〜/羽田宇佐

1巻目を読み終えて、面白かったけどこれ以上続けるのは蛇足になるんじゃないかと思ったが、そんなことは無かった。キャラクターの描写が深まるにつれて2人の関係性のもどかしさがより複雑になってヤキモキ度が上昇してさらに面白くなってきた。ラブコメと同…

異世界帰りの勇者は、ダンジョンが出現した現実世界で、インフルエンサーになって金を稼ぎます! 3/大崎ペコ丸 原作 Y.A キャラクター原案 ぷきゅの

ホントは『ぐだぐだするき』の続きを描いて欲しいのだけど、と思いつつ3巻まで読んだ。異世界、無双、動画配信などなど、ラノベで流行ってそうな要素が詰め込まれ過ぎて渋滞してるようなストーリーだが、大崎ペコ丸さんのとぼけた間合いの使い方は味わえるし…

暗獄怪談 憑かれた話(竹書房怪談文庫)/鷲羽大介

怖い話、というよりはちょっと奇妙な話、不思議な話、というようなエピソードが多く、しかも聞き取りした話を客観的に記してあるような語り口なので、実話っぽさが感じられて、虚実の境界が曖昧になってくる感覚が面白かった。これが実話怪談というジャンル…

瞬殺怪談 鬼幽 (竹書房怪談文庫)/平山 夢明 他

瞬殺のタイトル通りに、怪談話のショートショート集。巧さで面白がらせるほどの分量が無い分、ちょっと不思議な話を単に提示する、というぐらいのエピソードが多くて、逆に日常の『誰かから聞いた話』というようなリアリティが感じられる作品も多かった。実…

恐怖箱 厭満(竹書房怪談文庫)/つくね乱蔵

今作のような作風を厭系怪談、というらしい。実話怪談の中も様々にジャンル分けがあるみたい。今作のエピソードは登場人物の主観で心情も語られたりしていて、ほとんど虚構小説の体裁だし、タイトルにも実話とは書いてない。しかしあとがきによると、聞き語…

村怪談 現代実話異録 (竹書房怪談文庫)/加藤一 編著

実話怪談方面では著名な作家が参加している(と思う)アンソロジーで、さすがにこれだけ短い作品の並びではそれぞれの個性を感じるまでには至らなかったが、気楽に読めるショートストーリーズとして楽しめた。実話怪談というジャンルがどこまで本気でノンフ…

実話怪談 凄惨蒐(竹書房怪談文庫)/神沼三平太 

井澤詩織さんが怪談フェアの公式アンバサダーになってたからまとめ買いしてしまったので、しばらく怪談物を読み続けてた。というわけで1冊目。これは去年のフェア対象だったんだけど。内容は、わりと尺のある短編が並んでいて、どの作品もオチのある短編小説…

宇宙とかと比べたらちっぽけな問題ですが (3) (角川コミックス・エース)/ビーノ

あるあるネタの漫画の中でも、あるあるの確度が高くて、しかもギャグへの落とし込み具合が抜群だったので、終わってしまったのは残念。各エピソードがほとんど丸くは収まってなかったので、打ち切りかと思ったらそういう訳ではないらしい。まあ、別に収まら…

エンドブルー(電撃文庫)/著者:入間 人間 ・イラスト:仲谷 鳰

仲谷鳰のイラスト目当てで購入していたのをやっと読んでみたら、何コレ?、全然良さが分からない、『あだしま』の作者なのに何だろう、とか、これがラノベクオリティなのか、とか、色々疑問符沸かしながらとりあえず読了。あとがき読んだら二つの別作品の後…

君は放課後インソムニア(全14巻)/オジロマコト

ネタバレ有り、です。 ポチる時、紹介文に、『遂にハッピーエンド!』と書いてあったから、曲(まがり)が死なない、というのは分かってしまっていたが、ホントにそうだったので、まずは良かった。しかしハッピーエンドと言えるのかどうかは何とも言えない。…

ゴジラ−1.0 (2023年・日)

第二次対戦末期、敷島(神木隆之介)は特攻隊の任務を機体の故障を理由に先延ばしにし、整備施設のある大戸島に着陸したが、その夜、島はゴジラと呼ばれる巨大生物の襲来を受け壊滅的打撃を受けてしまう。そして戦後。様々な心理的負い目を抱いたまま東京へ…

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年・米)

1920年代、隔離政策によりオクラホマ州の辺境に追いやられた先住民族のオーセージ族は石油の利権により偶然にも富裕層となっていた。その富を虎視眈々と狙う地元の白人有力者・ヘイル(ロバート・デ・ニーロ)の元へ帰還兵の甥・アーネスト(レオナルド・デ…

ノースマン 導かれし復讐者 (2022年・米)

父オーヴァンディル王(イーサン・ホーク)を叔父フィヨルニル(クレス・バング)に殺され、母グートルン王妃(ニコール・キッドマン)を略奪されたアムレート(アレクサンダー・スカルスガルド)は荒ぶれたバイキングの一員となっていたが、復讐を実行する…

ニューオーダー (2020年・メキシコ、仏)

メキシコ、富裕層の豪邸。政財界の名士たちを集め、家主の娘マリアン(ネイアン・ゴンザレス・ノルビンド)の結婚パーティが盛大に執り行われていた。しかし同じ頃、豪邸の外では経済格差による貧困に喘ぐ人々が暴徒と化し、街は殺戮と略奪による混沌状態に…

Ash /Race The Night

途中までは、ひょっとして全盛期に並ぶ傑作かと思ったが、流石にかつての全曲シングルばりのクオリティみたいなことは無かった。しかし凄くいい。特に今作では久々に女性ボーカルとの絡みもあって嬉しい。ギタポ聴くなら未だにAshとWeezerで充分だなー。 Ash…

思い出野郎Aチーム/Parade

今作も良かった。アクの強さが和らいで、良い意味でいつもより聴き流しの出来る軽さもあるような? 笑い話の夜 - YouTube 発売日 2023/7/19 収録楽曲 01. レコードが終わったら02. 独りの夜は album ver.03. そろそろ朝だよ album ver.04. 機材車05. 君と…

キリエのうた (2023年・日)

上手く喋れないが歌では並外れた表現力を持つ住所不定の路上ミュージシャン、キリエ(アイナ・ジ・エンド)は東京で旧知のイッコ(広瀬すず)に再会する。交友関係の派手なイッコはキリエのマネージャーに志願し、2人はデビューを目指して売り込みを開始する…

ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE (2023年・米)

“エンティティ”と呼ばれるすべての情報にアクセスできるAIを手に入れるために必要な鍵の回収を命じられたIMFのエージェント、イーサン・ハント(トム・クルーズ)だったが、彼は自らのチームのメンバー、イルサ(レベッカ・ファガーソン) 、ルーサー(ヴィ…

富士山さんは思春期(全8巻)/ オジロマコト

圧倒的な絵の上手さに引き込まれて、純度の高い青春ドラマにずっぽりとハマった。富士山さんと上場くん、2人とも可愛いしカッコいい。構図やリアルなタッチは技術の長けた劇画作家みたいなのに絵柄の印象は今どきの萌えすら感じさせる。巻をかさねるごとに上…

ブラックアダム(2022年・米)

軍事政権による悪政下の国カーンダック。抵抗運動のリーダー、アドリアナ(サラ・シャヒ)は5000年前に封印された破壊者ともヒーローとも伝えられるブラックアダム(ドウェイン・ジョンソン)を偶然蘇らせてしまう。彼を人類の脅威とみたヒーローチームJSAは…

Parannoul /After the Magic

韓国のシューゲイザー、ドリームポップなソロユニット。個人的にはボーカルと綺麗に仕上がり過ぎているのがやや苦手ポイントだけど、繊細で美しく歪んだサウンドはこの手の音好きには文句無しのクオリティ。なぜこれで気分が最高潮にならないかというと、最…

哭悲 THE SADNESS (2021年・台湾)

謎のウィルスが発生し、感染の拡大により凶暴性が増幅して暴行と殺人を繰り広げる感染者の群れでパニックに陥った台湾。変態中年の感染者(ジョニー・ワン)をはじめとする感染者の集団からどうにか逃げ延びたカイティン(レジーナ・レイ)は生存者たちとと…

きみと観たいレースがある(2)/原作 渡辺零・駿馬京 漫画 くわばらたもつ

競馬部分は意味が分からないなりに流れで理解出来るし、分かりたいと思わせられる作り方も上手くて、競馬の漫画として楽しく読めた。キャラクターだけじゃなく競馬場の作画も綺麗。なにより百合漫画としてもちゃんと面白かったのが肝。

君としらない夏になる(3)/きぃやん

終わってみるとなかなかに謎な百合漫画だった。現実からの逃避行→失敗→現実に戻る…、で…?という流れ。2人で生活していく大変さには過剰なまでの生活感を付随させているが、それは単に就活のレールから外れたことから来る問題で、同性カップル起因の問題に関…

はなにあらし(13)/古鉢るか 

最終巻なのにページが進めどいつもと変わらない物語のペースにやきもきしつつ、しかしこの空気感がいつまでも続いて欲しいし過剰なドラマは必要ないというこちらの期待通りではあって、どうなるんだろうと読み進めたけど、これまで通りの作品の温度、空気感…

ぼっち・ざ・ろっく!(6)/はまじあき

楽しい。相変わらずベタつき過ぎない関係性が心地よいし、余白が多いのも想像、妄想を促してくれて、よき。そして基本4コマで進むフォーマットでキタちゃんの人生の選択を描いているのも、よく考えると凄い。今巻で個人的に1番好きなのは甘酒で酔ったぼっち…

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー (2022年・カナダ、ギリシャ)

体内で新しい臓器を生み出す症状が人々に発生し始めた世界。ソール・テンサー(ヴィゴ・モーテンセン)は自らの体内で生まれた新しい臓器をパートナーのカプリース(レア・セドゥ)が切除しアート作品として現出させる前衛芸術パフォーマンスを行なっていた…