yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

2014-12-13から1日間の記事一覧

軽蔑

色んな意味でどうして鈴木杏はこんなになったのか、うーんうーんと唸りながら観てた。しかも演出なんだろうけど車窓に顔押しつてブタ鼻になってるシーンはちょっともう意味不明で、一体これは何だろうという…。 作品は肩入れの出来ない任侠映画みたいな作り…

アパッチ(1954)

敵役として描くよりもよっぽど侮蔑的なネイティヴアメリカンの扱い方は時代だから仕方ないのかな。話も筋が通ってない感じがもどかしいが、バート・ランカスターの乱暴筋肉ぶりと荒地の空気感で、細かいとこはいいか、という気分にもなった。しかし白人二人…

別冊映画秘宝惨劇の世界映画事件史 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)/筑波久子(特別出演) 他

『セデック・バレ』の記事目当て。情報なにも知らなかったので、主役の人が役者じゃなくて牧師だったというのはびっくりだ。このムック自体はタイトルのわりに日本の話中心だった。渡辺文樹の話とかは良かった。

未解決事件file.03 尼崎殺人死体遺棄事件

Nスペ。やっと最後までみた。重たい。川井憲次の音楽がエモすぎるしどんよりだ!モラルや価値観が簡単にひっくり返される怖さはブラック企業みたいだし、味方同士いがみ合わせるやり方は、低所得世帯と生活保護世帯を憎み合わせる社会の縮図みたい。そして…

セデック・バレ 第二部 虹の橋

日本側を悪として描いて単純化することなく迎合無しにエンタメに仕上げた力量すごいし、単純にアクションも凄まじい。撮影の事とか想像したら畏敬の念すら浮かんで、ちょっと粗を探す気が起こらん。映画『セデック・バレ 第一部 太陽旗/第二部 虹の橋』予…

セデック・バレ 第一部 太陽旗

頚椎ヘルニア持ちには辛い長尺。しかし4時間超は善悪やヒューマニズムといった薄皮を剥いだ世界への没入の為に必要な分量だった。しかも長さを感じさせない全編ハイテンション。しかし刮目しすぎて首は痛い。 映画『セデック・バレ 第一部 太陽旗/第二部 …

デス・レース2000年

デビッド・キャラダインの微妙なかっこよさが何とも。殴り合いもスタローンの方が確実に強そうだし。あっけらかんとした残酷な轢き殺しシーンの連発は深夜に飲みながら観るのに丁度いい具合だった。正真正銘のB級。面白い。Death Race 2000 - Top Scenes - …

東京流れ者

改めて観ると、これだけ好き勝手やりつつも、ちゃんと渡哲也の歌をとことんフューチャーしながら任侠物の筋を追った映画にしてるのは凄い。渡哲也はじめスターの存在感があればこそなんだろうけど。川地民夫演じる辰がカッコいい。オープニング - 東京流れ…

刑事ベラミー

タイトルがあんまりだったから不安だったけど、これまた傑作だった。もう冒頭の劇伴と映像の絡みから、むあ〜、シャブロルだ!(←たいして知らんのだが)と気分高揚。編集のリズムが全編心地良くてたまらんかった。こちらの妄想を幾重にもかきたてながら、…

別離

登場人物が大切なものを守ろうとする気持ちがそれぞれを切り離していく様を丁寧に描いていて、かなりどんよりだけど、サスペンス要素を縦軸に介護問題、貧富、さらにイラン特有の風俗や宗教観を織り交ぜた多層的な物語で面白かった。終幕、女の子の結論は描…

危いことなら銭になる

オープニングタイトルから痺れた!ともかく全編軽妙、宍戸錠を始めとする役者陣、車や小道具も楽しい。しかし暴力描写は凄まじく、死体を盾の銃撃戦まである。エレベーターのシーンはマカロニというか『ゾンビ』まで彷彿とさせてくれた。危いことなら銭にな…

ミッドナイト・イン・パリ

小洒落に仕立てて文句言われない感じにしてはいるが、男目線の都合がいい作りで、過去は輝いて見えるもので今現在を生きよ!と言いつつ、どう見ても過去世界のほうが魅力的になっているし、かなり好き放題やってる。面白い。SFファンタジーな感じも好き。 …

立春大吉 (大坪砂男全集1) (創元推理文庫)/大坪 砂男

文章一つ一つが凝ったうえに洒落ていて、特に戦後の猥雑なムードのある短編は、ずっと浸りたくなる世界。ほとんどが探偵小説の体裁をとっていて、当然謎解きがクライマックスに配置されているが、そこは物語として面白味のある可能性が提示されるだけで、探…

けんかえれじい

何度も観てるから確認だけと思ったのに結局観てしまった。やはり川津祐介のすっぽんに尽きる。しかし改めてみるとかなりエグい…。高橋英樹主演じゃなかったらかなり殺伐だっただろうな。FIGHTING ELEGY (1966) Trailer - YouTube

バニシング IN TURBO

ロン・ハワード監督主演でジョー・ダンテ編集なのか、ヘェ〜、という以外はひたすら車が爆走して横転するだけの映画。しかし本物の車がガシャーングシャーンとなってるのを見るのは面白いからいい。Grand Theft Auto (1977) Original Theatrical Trailer - …

オブリビオン

雰囲気はハードSFなのにやってることはアルマゲドンじゃないかとツッコミを入れたくなったが、そこはSFだから辛口になってしまっていたかな。中盤までは雰囲気だけでも堪能出来たから良かったし。それと作った人ナウシカ好きなのかな。デザインから構図まで…

リアル 完全なる首長竜の日

ポスター見た限りホラーとかサスペンスじゃなさそうだから微妙かなと思っていたが、『ドッペルゲンガー』級のトンデモだった。やりたい放題ですよ。 虚構に虚構を重ねる式の映画は『どれが現実なのか』みたいな物語はどうでもよいので(そもそも映画なんだ…

アフタースクール

探偵がいとも簡単にハッキングしたりする際のディテールが雑だったりするのにもやもやするが、観ているうちに、これはそういう大味な、アニメの名探偵コナンみたいな映画なんだと分かってきて、結局楽しく観られた。 しつこい謎解きも、どうだ!というドヤ…

夜明けのゾンビ

予算がないんだろうけど、映像として観たいと思える場面はほぼ台詞とアニメによって表現されていた…。南北戦争時代という設定も意味不明だし、びっくりするぐらい脚本もひどい。せめて一箇所ぐらいゴア描写いれてくれればな。多分ウォーキングデッドみたい…

ジョン・カーター

物語をあまり動かしようがない作品なので世界観と映像でどれだけ見せるかが勝負なのに全編ファントムメナス調で既視感の嵐…。潔い幕切れでそんなに悪くない気になったが戦闘中のアメリカンジョークとか思い出すとやはり酷かった。映画『ジョン・カーター』…

第四の館 (未来の文学)/R・A・ラファティ

前知識無しに読んだので、陰謀論や預言者の出現など現代(当時の未来)を予見したようだ!などと思って読んだが、あとでラファティのアレコレをネットで見ると、実は結構本気で幻魔大戦みたいな話だったのかなとも思った。どちらにしても全篇妄想と現実の際…

侵入者

ロジャー・コーマン。面白かった。黒人と白人が初めて融和する状況の緊張感がサスペンスになっていて、そのサスペンスは更に狂気と恐怖へ移行して恐ろしいことに。主役のカーク船長や、脇役の描き方もいい。白人至上主義者の描写は心底醜悪で、ヘイトスピー…

先生を流産させる会

主演の宮田亜紀が男前なのは良かったが、他の生徒役の子たちがせっかく貧相でリアルなのを打ち消しちゃってるのでプラマイゼロか。落とし前の付け方は許せんけどラストなので言えない。(言いたい事も言えない世の中なんて…) あと学園ホラー青春物として独…