音楽の使い方(ダニー・エルフマンの劇伴も良かった)やファッション、風俗の作り込みだけでも十分楽しめた。俳優も皆良かったけど特にジェニファー・ローレンスは登場するだけで画面のレベル一つ上がるほど目つきがヤバかった 。
しかし冒頭を粗筋に費やしているのにゲンナリしたり、思うままにはならないという主題から行けば真っ当な着地かもという気はするものの、モヤモヤする幕引きで、スカッと爽快か苦い結末の方が映画として締まったのではと思ったりはした。
あとクリスチャンベールのハゲデブ化は見事だし尊敬に値するが、ハゲデブ役はハゲデブに与えるべきだということは付け加えておくべきだろう。