酪農の経営状態や家畜を経済動物としてみる視点など関係者を知る身としてはかなりリアルで、哀川翔、竹内力、石橋蓮司の一族というキャスティングがちょっとやり過ぎな感じもあるものの、その分シリアスになりそうな映画のムードを丁度いい具合に保つのに一役買っていた。
しかし何より広瀬アリスがとにかくキラキラしていて良かった。乗馬シーンも多分殆ど本人がやっているし、もうその役者ぶりだけで満腹感あった。作りとしても一応クライマックスはあるものの音も含めて野暮な盛り上げは避けていて、好感もてた。それだけにエンディングの歌い上げる楽曲にはまたしてもどんよりさせられたけど。