謎解きする為のリアリティ完全無視の設定の上に推理劇は後出しジャンケン的でヒドイ。が、そもそも犯人探しを共有する気にもならない作りだからどうでもいいか。 キャラに関しては、こういう人ですと言葉で説明して終わり。その後はその設定に沿ったキツイ演技が延々と続く。人死にが出てもその軽薄さは一定。作り手も矛盾点とか生死を思考することは放棄している模様。 しかし椎名桔平、石井隆がまた一緒にやろうよと言うのを「冗談でしょう」と返して進んだ俳優道がこれなのかとか思ったが、求められたものを出すプロの仕事と言えなくもないのか…。
一緒に観た娘は最後まで観たがったので、TV的な賑やかさは小学生低学年には観やすかったのかも知れない。しかしこちらが唯一楽しんだ竹中直人に対してはキモいとダメ出しだったよ。
