2014-06-23 道化師の蝶/円城 塔 書籍 語り手の相がぐるぐる回って、読み手のこちらも感覚がちょっとズレてきて、そこがSF的で面白かったのと、すごく綺麗でスマートな小説なので、作者、頭良いんだろうなあと素直に思った。睡眠導入剤とかいう話もあったけど、展開も早く、寝るようなタイプの作品ではない。 しかし、神林長平があの短編書いて、円城作品も読み始めてしまったということは、やはり伊藤計劃読まなきゃならんな。