2014-09-11 ロウフィールド館の惨劇 (角川文庫 (5709))/ルース・レンデル 書籍 オチは冒頭で披露されているので、こちらとしてはそこへ至るまでの道程を淡々とドキュメンタリーのように眺めることになるのだけど、持てる者も持たざる者も同等に冷徹な視点で描写されているから、奇妙な怖さと格調高い読み応えが味わえた。全体から受ける印象はシャブロルの映画版とかなり似通っていて、映画版の脚本もかなり上手だったというのも分かった。