るろうに剣心 伝説の最期編
冒頭、瀕死の剣心を偶然見つけた福山雅治が知り合いとか、原作がそうなのかも知れんがそこで既に物語にリアリテイを求める気持ちが潰え、立て続けに巨大感皆無の敵軍艦が浜辺の漁村を砲撃する無意味さに萎え度が頂点に達した。終盤の進行は必然性の無い茶番で、せめて売りのアクションで畳み掛けて欲しかったが、1作目の駄目な所を踏襲して、今更そんなサブキャラ立てバトル要らんやろう、とか、最終決戦がリンチかよ、とか、もうグダグダだった。前作はリアリテイの境界線揺らぎながらも景色が変化していく中で個性あるバトルを堪能出来て、今作も役者、アクションとも素晴らしいかったから、残念な気分がマイナス評価になった。力作だとは思ったんだけど。