2014-11-18 紙の月 映画(劇場) 『桐島〜』の何か時代を切り取ってしまったような作品ではなく、凄く丁寧な犯罪物だった。平凡な主婦がふとしたことでダークサイドへ、という流れかと思いきや実は元よりそんな女じゃないことが段々と明らかになっていくのはかなり痛快。その変貌を体現していた宮沢りえの凄味。クライマックスの疾走で、これは(『ダークナイト』の)ジョーカー誕生篇だ!という所までいった。なので、エピローグは要らんと思ったが、どうだろう。あとEDのヴェルヴェットは反則気味だ。『紙の月』予告編 - YouTube