2014-12-24 キャリー (2013) 映画(劇場) 可哀想とか不気味とか色んな様相ごたまぜのシシー・スペイセクがデ・パルマのぐるんぐるん映像で独自の世界に到達したのに比べて、クロエ版は全篇悲しげながら常に可愛いくて、映像も彼女のアップを延々と追っていて、アイドル映画の様相だった。終幕の余韻の無さもティーン映画としての割切りすら感じて潔かった。キャリー大逆襲のパートは悲しさや怖さよりスッキリ爽快感で、それはそれで面白かった。あと母親をちょっと掘り下げて描いていて、母娘の物語としてはデ・パルマ版より何となし深みがあるような感もあった。ただ全体として軽いんで、深みのある作品にはなっていないが。【予告編】2013年公開 リメイク版『キャリー』 - YouTube