ビフォア・サンセット
前作の映像で過去の記憶を並行させつつジュリー・デルピーが登場する場面で9年間の空白に対する諸々を一瞬で妄想させる演出に早くも悶絶。前作観たの4日ぐらい前なんだけどね…。リアルタイムで観てたら半端じゃなかったろな。ウィーンに続き今度はパリを美しく描きつつ、映画時間と実時間をほぼ同期して再会と時間を埋める作業を『ゼログラビティ』ばりに体感させてくれる。何てことない会話に積み重ねた人生が透かし見えて前作の時間もより輝く相乗効果。ジュリー・デルピーの歌やニーナ・シモンの使い方良かったし(『スクール・オブ・ロック』撮ったのは音楽好きだからということか)、何よりラストが良かった。というかリチャード・リンクレイター舐めてた。三作目観たい。