ジブリ路線の後釜とか、押井、庵野の次、みたいなイメージ(勝手なイメージだけど、そんな推し方してる勢力はある感じ)と、前作に乗れんかったというのでかなり斜めから観たら…面白かった。 田舎で濃密な関係を築きながら長男いなくなった件が他の村人たちからスルーされているなど描き方が投げっ放しの面もあるが、アニメとして気持ちいいカットで溢れていて、マイナス部分はどうでもよくなった。この絵柄で子供の成長を描き切ってるし労働描写は『裸の島』かっていう泥臭さで(しかもアニメだからどんよりし過ぎない)ここまで表現するのかというレベル。家族が一画面で豪快に笑うシーンには近頃の宮崎駿にないコナン感もあった。