yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

ウォールフラワー

    疎外された中学生活を送った文学少年チャーリー(ローガン・ラーマン)は高校へ入学しても誰からも相手にされない「壁の花」として日々を過ごしていたが、パトリック(エズラ・ミラー)とサム(エマ・ワトソン)の兄妹を中心とした、はぐれ者だが陽気な集団との出会いによって輝かしい青春の日々へと導かれていく。監督は原作者のスティーブン・チョボウスキー。


    基本はキラキラした青春映画。周囲に馴染めない主人公、インディー好き、美少女、ゲイの美少年、などなど一定の層をガッチリと掴む要素もてんこ盛り。姉の彼氏の作ったミックステープで新しい音楽に出会ったり、パーティでかかる『カモン・アイリーン』でついつい体が踊りだしたり、仲間たちと夜に車で走っていたらBowieの『ヒーローズ』が流れて最高の瞬間を感じたり、とエピソードやシーンも甘酸っぱさ連発。良かったなー。


    エマ・ワトソンとエズラ・ミラー演じるゲイのパトリックのキャラがかなりキュートなので、チャーリーが新しい世界へ突入していく高揚感にも説得力があった。エマ・ワトソンに「ニューヨークドールズとシャッグス、趣味がいいわね」とか言われたい。


    主人公チャーリーはかなり純な男で、スミスを愛聴してるという設定のわりには嫌味と皮肉が足りない問題もあったが、その代わりにトラウマ話が用意されているので、まあいいのかな。


    あと物語の時代設定がよく分からなかったが、同じスミス聴いてる子でも、リアルタイムなのか後追いなのかで随分印象変わるので、そこが分かればより登場人物の趣味嗜好がもう少し理解出来たかなとは思った。


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