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yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 (2000)

映画(TV、ソフトなど)
    1954年のゴジラによる首都攻撃後、大阪に遷都した日本だが、1966年には東海村原発が襲われ政府は原子力発電の永久廃棄を決定。1996年プラズマ発電を実用化するも、またもやゴジラに襲撃される。そのゴジラ襲撃により上官を失った自衛隊員辻森桐子(田中美里)は新たに組織された対ゴジラ部隊Gグラスパーの隊長としてゴジラへの復讐を誓う。そして対ゴジラ兵器としてブラックホール砲ディメンション・タイドを市井の科学者工藤(谷原章介)の協力の元に開発するが、その実験の際に生じた時空の歪みにより新たな怪獣メガギラスの誕生を促してしまう…。監督は手塚昌明、脚本に柏原寛司三村渉、 特殊技術に鈴木健二

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    最初のゴジラVS特殊部隊戦があまりにもしょぼすぎて涙。ここは辻森が上官(永島敏行)を失う重要なシーンなんだが、都市を蹂躙するゴジラに対してぱらり、ぱらりとまばらに展開する自衛隊特殊部隊はまるでウルトラマンが登場するまで無駄な攻撃を続ける科特隊のようだ。ここはもう少しどうにかならなかったのか。

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    しかし科特隊を連想させた理由には映画全体に昭和ムードが漂っていたというのもあって、Gグラスパーという組織やそのメカデザイン、田中美里の顔面にもそこはかとなく昭和感を感じたが、それらは明らかに狙いで(もちろんショボさは予算的な都合だろうが)恐らくは昭和シリーズの子供がワクワク出来る感じを復活させようという意図があったのだろう。メガギラスのデザイン、超兵器でゴジラを迎え討つプロット、怪獣の卵を拾う子供のエピソードなど昭和特撮感満載だ。そして慣れてくるとその味わいが楽しくなった。

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     それだけに大阪に遷都していたりするような先鋭的な世界観とのアンバランスさは終始感じ続けたし、特撮に関してもCG描写はかなり雑な印象だったが、水没させた渋谷とそこに棲息するメガギラスの幼虫群はかなり終末的イメージ(ナウシカ?)で面白かった。そんな状況でもあまり深刻になってないのはアレだったが。あとメガギラスの音波攻撃はカッコよかった。

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    それと科学技術の描き方が面白かった。主人公の辻森も谷原章介演ずる工藤もわりとあっけらかんと超科学兵器を運用しているのだが、しかしメガギラスはその運用過程で出現してしまったことが明示されているし、原子力発電、プラズマ発電廃止後もゴジラが襲撃してくるのは密かに政府の一部が研究を続行していたのが原因となっていて、科学に従事する主人公たちの正義感、使命感をヒロイックに描きつつも科学の持つ負の側面をちゃんと見せておくという志の高さが良かった。


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