yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

アンダー・ザ・スキン 種の捕食 (2013)

   異星人と思しき美女(スカーレット・ヨハンソン)がスコットランドの街を徘徊し、男たちを誘惑しては謎の空間へ閉じ込めていたが、様々な出会いを経て彼女の行動に変化が起こり…。ジョナサン・グレイザー監督作品。

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    物語的説明を排した乾いた映像での語り口は、監督の出自からして天然ではなく、多分狙ったカッコつけだと思われるが、その狙い通り、同様に異星人が登場する普通のSFとは一線を画した面白さがあった。ちょっと『地球に落ちた来た男』を彷彿とさせるムードもある。

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    そして日常風景をエイリアンの目線から客観的に映し出す映像が、異邦人の視点からみたスコットランドの街並みをSF的風景に変換していた。そんな、世界に馴染めない気持ちを持つ側からの眺めが、ナルシスティックではあるものの、SF好きにとっては共感を持たずにおられない感覚で、個人的にもスカーレット・ヨハンソンがダラダラ車を走らせる前半は至福の時間だった。

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   ミカチューによる未来的ながらも古典的SFの風情がある劇盤が雰囲気を出していて良かった。あとスカーレット・ヨハンソンの脱ぎっぷり、どてっとした姿に好感度が上がった。

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