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yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

ロマンス (2015)

    小田急電鉄ロマンスカーのアテンダント鉢子(大島優子)の元に疎遠だった母親(西牟田恵)から手紙が届く。手紙には家族の思い出が残る箱根に赴き、命を断つことをほのめかす内容が綴られていた。父親との離婚後、自分勝手に生きてきた母親への複雑な思いを消せない鉢子だったが、偶然知り合った映画プロデューサーを名乗る怪しい中年男桜庭(大倉孝二)の強引な勧めで、彼と共に家族旅行で訪れた思い出深い箱根の地を母親を探して再び巡ることになるのだが…。監督、脚本タナダユキ

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    冒頭の大島優子と彼女からカツサンドを買う杉作J太郎とのやり取りや、同僚の久保ちゃん(野嵜好美)の仕事の出来なさ具合と悪意なく人をイライラさせる感じなどかなり面白くて、ライトタッチのコメディ映画として期待が大きく膨らむ。

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   しかしロマンスカーのパートはほとんど冒頭だけで、あとは大島優子大倉孝二演じる映画プロデューサー桜庭と箱根を旅をするという展開。しかしこの2人の出会いと旅の同行者になる流れがかなり無理矢理で、物語から気持ちが離れてしまった。その後の道中の掛け合いも、そもそもの始まりの不自然さに加えて、桜庭というキャラクターのわざとらしい躁状態と軽薄さの裏側にはとてつもない闇があるとしか思えず、素直に楽しめない。それで最終的には桜庭が本性を露わにしてホラー的な展開になるなら面白い、というか終始それを期待してしまう怖さなんだけど、当然そんなことにはならずそのまま人情話で終わってしまった。どうも男性キャラの理想化具合に違和感の源泉があるような気がするけど、これは好みの問題なんだろうな。

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    しかし主演の大島優子はどこにでもいそうでいながら独特の自然体の魅力を振りまいていて、前田敦子と同様に国民的アイドルのトップに君臨していた実力を見せつけられた。それだけにアテンダント姿の彼女の活躍をもうちょっと見せてくれたら嬉しかった。


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