yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

キングスマン (2014)

   上流階級の紳士たちで構成された国家に属さぬ独立スパイ組織「キングスマン」のメンバー、ハリー・ハート(コリン・ファース)は、殺害されたメンバーの欠員を埋める為、労働者階級の若者エグジー(タロン・エガートン)を候補者としてスカウトする。エグジーはかつてハリーが労働者階級から異例のスカウトを行ったものの、身を呈して彼を救ったために命を落とした恩人の息子であった。デタラメな生活を送っていたエグジーだったが、出自や環境で人間が出来上がる訳ではないというハリーに背中を押され、厳しい選抜テストに挑む。一方ハリーらキングスマンたちは富豪ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)の陰謀を追っていた。監督脚本マシュー・ボーン

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    コリン・ファース出てる場面は全て萌えた。スーツ、メガネ、表情、アクション、全て最高だった。『キックアス』でヒットガールのアクションだけ繰り返し見たくなるのに匹敵した。映画としてはコリン・ファースが最高過ぎたのが最大の仇にもなっていたけど。(以下ネタバレ)

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   というわけで、コリン・ファースが途中退場してからは映画が急激に失速してしまった。もちろん後半もどうだと言わんばかりに色々やってはいるんだけど、こちらとしては、あぁ、コリン・ファース生き返んないかな〜という気分で観ているので今ひとつ盛り上がらない。

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    クライマックスで研修生の女の子(ソフィー・クックソン)の空中ミッションと、エグジーのヴァレンタインを止めようとするアクションを並行させることでハラハラさせようとしても、ここへ至るまでに大量虐殺など散々見せられて映画内での人命が限りなく軽くなっているから、全く緊張感が生まれない。それでもコリン・ファースのアクションがもう一度見られればなー!という気分に…。そして義足の女殺し屋(ソフィア・ブテラ)がそれなりにいい味出していても、ここはやっぱりエグジーじゃなくてコリン・ファースと対決してくれよー!となってしまうのだった。

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    コリン・ファースは途中で殺されてるんだから気分を変えて観ればいいやん、というのもあるだろうけど、他の場面ではエグい死に様をきっちり描写しておきながら、ハリーの死亡シーンはきちんと見せていないので、実は生きていました、という御都合主義を期待してしまった。そういう御都合主義は映画の話だ、みたいな会話を映画内でしていたけど、ここはそんな映画的展開を見せて欲しかったよ。

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    しかし続編やるならやっぱりコリン・ファースは出てくるような気もする。映画の最後でエグジーが、キングスマンのボス(マイケル・ケイン)の跡目を継いだ人に雇ってもらったと言っていたのが実はハリーだった、というのは充分有りそう。ヒットガールの出て来ない『キックアス』なんて誰も観ないように、ハリー・ハートの出て来ない続編なんて誰も観たくないだろうし。

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    それと今のマーク・ハミルがどんな顔なのか分かってなかったから今作のアーノルド教授とルークが全然頭の中で一致しなくてけっこう悲しかった。

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