とりあえず世界が『マッドマックス』。仮面ライダーin世紀末。そこに登場してくるキャラクターたちのファッションもなかなかマンガチックで、メタリックスーツ然とした仮面ライダーたちのデザインと相まってかなり本気で近未来SF映画の雰囲気を出していた。力技で宇宙軌道エレベーターとか登場させたりしてるのも鼻息荒い。そして二つの組織の間で主人公が立ち回る展開は『用心棒』で、最終的には『スーパーマン』的な大技で締めるということで、約1時間の映画の中に詰め込みまくったやり過ぎ感こそ否めないが楽しめる。
物語はよく理解出来なかったのだが、これはTVの総集編みたいなやつだから子供たちは大丈夫なんだろうと思っていたら、実はTVとは別物の独立したパラレル物らしくて、だとしたら劇場に来た子供たちはついてこれるのかと余計な心配もしてしまったが、ライダーと怪人のバトルさえあれば大丈夫そうな我が家のの5歳児のことを考えると問題ないんだろうな。それにしても平成仮面ライダーはパラレルワールドと時間跳躍が大好きだな!