謎の組織に妻を誘拐され、超高性能のスーパーカー、シェルビー・マスタングを盗難してブルガリアの市街を暴走することを強要された元凄腕プロレーサー(イーサン・ホーク)が、途中マスタングの所有者だという富豪の娘(セレーナ・ゴメス)を巻き込み、警察の追跡を受けながらも妻の解放を目指して組織からのミッションをこなしていくカーアクション映画。
コートニー・ソロモン監督。
かなり退屈でつまらなかった…。いや、ちゃんと映画館で観れば全編に渡って繰り広げられるカーアクションの迫力でそれなりに楽しめたのかも知れないから、テレビで観てそんなこと言っちゃいけないか。しかしそのカーアクション、ずっと似たようなシチュエーションの派手な場面が続いてメリハリも何も無いので、映画館で観ていても飽きてしまったんじゃなかという気もする。
高級スーパーカーへの偏愛も感じられないし、主人公たちのやることなすこと全てお見通しの黒幕(ジョン・ボイド)というのもストーリーを進行させる為だけの設定なのが丸わかりでかなり興醒めだった。
しかしビフォアシリーズとかやっているのに他の映画に登場すると途端にB級感を醸し出しすイーサン・ホークには妙な愛嬌を感じたりして、そこは楽しかったのだった。