yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス (2015)

    不可思議な事件の背後に共通する人物を特定した警視庁管理官本郷寺(片岡鶴太郎)の命を受け、泊進ノ介=仮面ライダードライブ(竹内涼真)と詩島霧子(内田理央)は天空寺へ赴くが、そこで謎の敵、眼魔(ガンマ)と戦う天空寺タケル(西銘駿)と遭遇する。そこへ詩島剛=仮面ライダーマッハ(稲葉友)、深海マコト=仮面ライダースペクター(山本涼介)も加わり共通の敵として眼魔と対決するが、突如発生した時空の歪みにより進ノ助とタケルは10年前の過去へと飛ばされしまう…。監督金田治、脚本林誠人、アクション監督宮﨑剛。

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    登場人物たちの行く末も提示した上で綺麗に大団円を迎えていた『仮面ライダードライブ』だったので、今回のあらかじめ予定されていたであろう最後の映画版を一体どうするのかという心配を抱きつつ観に行ったが、結果としてはいつものタイムリープ物でお茶を濁すというものだった。チェイス(上遠野太洸)やハート(蕨野友也)といった壮絶な死に様を経たキャラクターや感動的に別れたベルトさん(クリス・ペプラー)にアッサリ再登場されると何だかな〜となるし、『ドライブ』の三条陸、長谷川圭一といった脚本家チームが参加していればもう少し愛のある描き方が出来たのでは、という気分にもなったが、『仮面ライダードライブ』ファンへのサービスと『仮面ライダーゴースト』への引き継ぎという命題を負った映画の構造上、メインキャラクターの全員集合をやりながら個別キャラを丁寧に描いていられないのは理解出来るし、キャストたちのインタビューを見たりするとその点に関して、作品やキャラクターへの愛情からそれぞれ複雑な思いを抱えて今作に挑んでいることも見てとれて、その中でも一応ほとんど全員を再登場させてくれたことはイベント映画としてのジレンマを抱えながらもよくやってくれた、ということかも知れない。

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    特に『ドライブ』と『ゴースト』のエピソードを分けずに全編を一つの物語として作ったことでシリーズのブリッジとしてはかなり上手くいっていて、ちょっと『ゴースト』に親しみが湧いたのは良かった。『ゴースト』のヒロインアカリ(大沢ひかる)とギャグ担当の御成(柳喬之)も面白くてテレビシリーズが楽しくなっていきそうな予感。あと実際の爆発の中でほぼ全キャストがアクションをこなすラストバトルは盛り上がった。

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    全体的にはタイムパラドックスの扱いを始めとした設定やストーリーが雑過ぎたり、竹中直人片岡鶴太郎のギャグの応酬は面白いが完全に映画を止めてしまっていたり、これは『ゴースト』のテレビシリーズでもいつも感じてることだけど怪人デザインが戦隊シリーズ的で世界観に合っていなかったりなど不満も多いが、進ノ助と霧子の結婚式を映像でみせるという一点で打ち上げ映画としては楽しませてもらったので、それで充分だった。


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来場者プレゼントはこれ

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