yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

ブラック・スキャンダル (2015)

    アイルランド系のコミュニティでともに育ったジェームズ・“ホワイティ”・バルジャー(ジョニー・デップ)、ビリー・バルジャー(ベネディクト・カンバーバッチ)の兄弟とジョン・コノリー(ジョエル・エドガートン)。ホワイティはアイリッシュマフィアのボス、ビリーは上院議員、コノリーはFBI捜査官へとそれぞれの道を進んでいた。時は流れ1970年代、地元ボストンへと赴任してきたコノリーは犯罪の黙殺を見返りとして旧知のホワイティに情報提供を求めイタリア系マフィア撲滅を目論む。コノリーは手柄を上げていくが、同時にホワイティは歯止めが効かない程に裏社会で絶大な権力を獲得していくのだった。監督スコット・クーパー、脚本マーク・マルーク、ジェズ・バターワース

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    犯罪王ホワイティの兄の上院議員はベネディクト・カンバーバッチが演じているのだから裏に何かあるキャラクターなんだろうと思って観ていたら実はなんにもないという肩透かしを始めとして物語的にどうにも盛り上がり切れない実話ベースならではの部分はあったものの、脇を固める役者陣にイイ顔が揃っていたり、1970年代の空気の再現率も最近のこの手のハリウッド作品同様にハイクオリティだったりで何度も繰り返して観たくなるような作品ではないけど実録犯罪モノとしては充分楽しかった。

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    ジョニー・デップも久々にイヤな感じが無くて良かったけど、『ラスベガスをやっつけろ』でのハゲキャラと違って今作ではハゲてもジョニー・デップが演じているという印象は強かった。演技のウマヘタでなく、一度セレブになった役者はどうやってもその人自身が透かし見えてしまうから仕方ないんだろうなとは思った。その点何やっても素のままやり切ってるトム・クルーズは凄いよな。

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