叱られてばかりの
のび太(
大原めぐみ)は、パパが持ち帰ったハムスターから逃げ出したい一心の
ドラえもんとともに7万年前の日本へとタイムマシンで家出する。同じく親たちへの不満を募らせたしずか(
かかずゆみ)、
ジャイアン(
木村昴)、
スネ夫(
関智一)も加わり自由な生活を楽しむ5人だったが、時空乱流によって出会った原始人の少年ククル(
白石涼子)の家族がクラ
ヤミ族の精霊王ギガゾンビ(
大塚芳忠)によってさらわれたことを知り、救出に立ち上がる。監督脚本八鍬新之介、
総作画監督丸山宏一。
冒頭の日常描写からテレビとは明らかに違う映画的な構図で見せていくので特別な気分で作品世界へ導入されていくが、基本線はいつもと同じ日常と軽いギャグを軸に進行していくので
ドラえもん的楽しさも損なわれていない絶妙なバランスが良かった。
アニメーションも綺麗だし、ヘイトの溢れる時代の子供たちへのメッセージもやんわりと織り込ませた作りにも好感度大。面白かったよ。