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yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

貞子vs伽椰子 (2016)

    見ると2日後に貞子に呪い殺される「呪いのビデオ」を好奇心から再生してしまった女子大生の有里(山本美月)と夏美(佐津川愛美)。足を踏み入れると伽倻子と俊雄による死の呪いを受ける「呪いの家」に魅入られてしまった女子高生・鈴香(玉城ティナ)。彼女たちは呪いを解くために霊媒師の経蔵(安藤政信)に助けを求める。経蔵は貞子と伽椰子を戦わせてともに消滅させる作戦を試みるが…。監督、脚本白石晃士、撮影四宮秀俊、特殊造形百武朋。

 

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    前半は『リング』『呪怨』それぞれの設定紹介をやりながらちゃんとホラーとしても成立させていて、中盤からはキャラの立ったゴーストハンターものとして活劇の醍醐味を味合わせつつ最後はやっぱりクトゥルー降臨かよ!という山盛りな内容。そしてクライマックスの貞子、伽倻子の二大アイコンの対峙ではスーパーマンvsバットマンどころじゃない高揚感に包まれたよ。ちゃんと観てるのは『リング』とそのハリウッド版ぐらいで実は特に思い入れがなかったりするのだが、これならファンも納得するんじゃないかと勝手に思った。

 

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    まず前半部分。貞子の〈呪いのビデオ〉や伽倻子の〈呪いの家〉の紹介は、間延びしないようにサクサクやりつつも子供まで殺したりする容赦無い畳み掛けでアイコン化したキャラクターによるギャグ化を防いで緊張感を維持させていた。そして(呪いの家〉側の主人公、玉城ティナが、ちょっと作品から浮くぐらいの美少女ぶりだったのだけど、おかげで作中で彼女が呪いの家に引き寄せられる理由が語られないことも、彼女なら魅入られる特別感あるよな、と妙に納得出来たりした。

 

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    中盤からはゴーストハンターの経蔵と珠緒(菊地麻衣)のケレン味溢れるキャラクターの登場で映画のムードが典型的なJホラーから伝奇活劇物へシフトされて盛り上がる。ここでは怒涛の人死ラッシュがあるのだが、警察も報道も出てこないなどリアルさを下げつつも活劇度数が上がっていくという形になっていて、それにより作品内の命の価値が下落して恐怖が薄れてきたところで貞子に呪われている友人・夏美を一人の掛け替えのない個人としてクローズアップして、ちゃんと人命の失われる恐怖を保っていた。夏美を演じる佐津川愛美は『ヒメアノ〜ル』でも散々な目にあっていたが、今作でも主人公のせいで呪われる、呪術師に水責めされる、追い詰められて人間性剥き出しにしてしまうという悲惨極まりない役どころだったよ。

 

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   で、そこから前半に恐怖の対象として描かれた貞子、伽倻子がぶつかり合う展開になるのだが、ここは怪獣映画のような対決でかなりワクワクさせられたし、両者のエグいパワーの応酬が楽しくて笑えた。そして最後はグチャグチャになってクトゥルー神話とも繋がっていくような壮大さで幕を閉じ、細かいとこが気にならないぐらい楽しかった!

 

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映画『貞子vs伽椰子』予告編 - YouTube

 

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