yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間 (2016)

    異世界「眼魔」の怪人によって殺され、仮面ライダーゴーストとなった天空寺タケル(西銘駿)は眼魔による侵略を阻止し、人間として蘇るため、深海マコト/仮面ライダースペクター(山本涼介)、アラン/仮面ライダーネクロム(磯村勇斗)、アカリ(大沢ひかる)、カノン(工藤美桜)、御成(柳喬之)ら仲間と共に英雄の魂が宿る眼魂(アイコン)を集めて戦っていたが、突如出現して眼魂を奪取した仮面ライダーダークゴーストを追ううちに眼魂の英雄たちが暮らす不思議な世界にたどり着いてしまう。ダークゴーストはかつて仙人(竹中直人)によって眼魂集めを指示されたアランの兄アルゴス木村了)であり、眼魂を集めて「究極の眼魂」を生み出して全人類をゴーストにしようと企んでいた。タケルらは合流したマコトの父・深海大悟(沢村一樹)とともにアルゴスの野望を阻止する為、立ち上がる。監督・諸田敏、脚本・福田卓郎、音楽・坂部剛、アクション監督・宮崎剛、特撮監督・佛田洋

 

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   今作は久々に全く引っ掛かりのないライダー劇場版だった。本編での偉人の力を借りるという初期設定の甘さと、父子ネタ&主人公死線さまよいネタの使い過ぎの弊害が劇場版に如実に表れてしまったという感じ。逆に言えば本編の方は迷走の果てに他者の受入れという現代的テーマまでよく持ってこれたな、というところなんだけど。

 

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    死んだ父親の愛が主人公たちを救うパターンをやり過ぎてるせいで、マコトとカノンの父親が出てきて仮面ライダーに変身しても、既視感しかないし、主人公が消えてしまうかもという話も本編で繰り返しやっているので少しも危機感がない。そもそも死んでゴーストになっている主人公というのが普段の描写では当たり前に日常生活を送っているので、今回いきなりご飯を食べることに生きている実感を重ね合わせられても唐突過ぎて共感出来ない。

 

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    敵役も主人公の裏返しの存在という部分が設定としてあるだけで、そこはほとんど活かされいないし、デザインも魅力に欠けた。ということで、結局竹中直人の小ネタと大沢ひかるのボーイッシュな美少女ぶりに楽しみを見出した60分だった。あと顔見せの新ライダー(エグゼイド)のカッコ悪さは衝撃的だった。デザイン的には完全に子供向けだが、シリアス路線はアマゾンズでやるから本編はこっち方面に特化するということなんだろうか(元々子供番組なんだけど…)。でも子供はもう少し大人っぽいほうが食いつくと思うんだけどな。  

 

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劇場版 仮面ライダーゴースト/劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー【予告】 - YouTube

 

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