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yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

五日物語 3つの王国と3人の女 (2015・伊・仏)

映画(劇場)

    架空の3つの王国の物語。ひとつめの国では、不妊に悩む女王(サルサ・ハエック)が「海の怪物の心臓を生娘に料理させて喰らえば子を授かる」という怪しげな男の進言に従い、国王(ジョン・C・ライリー)の犠牲の末にそれを実行し、王子エリアス(クリスチャン・リーズ)を得る。しかし調理を行なった下女もまたジョナ(ジョナ・リーズ)というエリアスと瓜二つの息子を授かっていた。
もうひとつの王国では娘である王女(べべ・ケイヴ)の成長を受け入れられない国王(トビー・ジョーンズ)が巨大なノミを密かに寵愛していたが、その末に王女は数奇な運命に見舞われていく。
また別の王国では好色な王(ヴァンサン・カッセル)が城下から聴こえた美しい歌声の主を何とか手にしようと画策していたが、声の主は姉妹であるインマ(シャーリー・ヘンダーソン)とともに世間から隠れて住まう醜い老婆のドーラ(ヘイリー・カーミッシェル)であった…。監督:マッテオ・ガローネ、脚本:エドゥアルド・アルビナティ、ウーゴ・キーティ、マッシモ・ガウディオソ、撮影:ピーター・サシツキー、音楽:アレクサンドル・デスプラ

 

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    欲望や嫉妬、冒険や妖しげな怪物、悪趣味とグロテスクが渦巻いた教訓や道徳に着地しない剥き出しのままの「おはなし」を、絵画のような美しい画面とリアリティで堪能させてくれる贅沢な作品で「物語」が持つ原初の楽しさに満ちていた。

 

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    アルビノの美しい双子のような王子と少年、醜い老姉妹、好色な王、海底に潜む怪物、山岳に住まう鬼、巨大なノミを寵愛する王、それら突拍子も無いキャラクターたちがとことんリアルに描かれていて、滑稽であると同時に切実で、不思議な世界にどっぷりと浸らせてくれる心地良さがたまらなかった。

 

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    女王役のサルサ・ハエックは顔面に美しさと信念に満ちた怖さがあって凄かったし、若返ったドーラを演じたステイシー・マーティンもこれなら魔法で綺麗になったとしても納得の美しさだったが、一番良かったのは海底の怪物と山岳に住まう鬼、それと巨大ノミだったりして、怪獣映画としても楽しかった。なんだが久々に作り物としてのストーリーの醍醐味を楽しませてもらえた作品だった。

 

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おとぎ話「ペンタメローネ 五日物語」を基にしたダークファンタジー!映画『五日物語-3つの王国と3人の女』予告編 - YouTube 

 

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