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yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー (2016・米)

   遠い昔、遥か彼方の銀河系。銀河を支配しつつある帝国軍は超兵器「デス・スター」を完成させる為、逃亡していた開発責任者ゲイレン・アーソ(マッツ・ミケルセン)を探し出し拘束するが、一人娘のジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)は難を逃れ、ゲイレンの同志で過激な反乱軍リーダー、ソウの元で育つ。そして時は流れ、成長したジンは帝国の囚人となっていたが、彼女を通してソウと接触しデス・スターの情報入手を目論む同盟軍によって救い出される。ジンは同盟軍の汚れ仕事を請け負うキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)や馬鹿にされながらも失われて久しいフォースを信じる僧侶チアルート・イムウェ(ドニー・イェン)らとともにソウへの接触を図るのだが…。監督:ギャレス・エドワーズ、原案:ジョージ・ルーカス、脚本:クリス・ワイツトニー・ギルロイ、ストーリー、製作:キャスリーン・ケネディ、製作総指揮、視覚効果スーパーバイザー:ジョン・ノール、撮影:グレイグ・フレイザー、プロダクション・デザイン:ダグ・チャン、音楽:マイケル・ジアッキーノ。

 

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    基本的にはスター・ウォーズの世界観を使って愚連隊物の戦争映画をやってみたという形なんだけど、ハズレ者たちが愚連隊を組む過程を丁寧に描いていないので、遂に決死の任務に挑む、という盛り上がるべきポイントに到達しても、「ちょっと待って!まだそんなにあなた達に愛着湧いてないんですけど!」ということになっていて乗りきれなかった。主人公のジンを始め愚連隊「ローグ・ワン」の面々醸し出すムードは好きだっただけに勿体無いなー、と感じた。

 

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    で戦闘の描写も血が吹き出し手足が飛ぶような表現を省きつつの戦争映画に寄せた描写で、それが半端に生々しくて映画の楽しみ方の立ち位置がよく分からなくなって戸惑ったのに加えて、全体的に迫力に欠けた構図が多かったのも残念だった。

 

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    チャンバラ要素を一身に背負ったドニー・イェンはカッコ良かったが、彼が活躍するほどにスター・ウォーズらしさ、SFらしさから離れていくジレンマも感じて、ライトセーバーとそれを使った牧歌的とも言える剣術戦がいかにスター・ウォーズスター・ウォーズたらしめているのかを再認識したりもした。

 

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    単にミッションを機械的にこなしていくだけのロールプレイングゲームのような単調なプロットも退屈だった。よく考えると正伝も似たようなものだが、あちらは一応キャラクターが各地に散らばってそれぞれのミッションを並行的に見せていくことで単調さを回避しているので、今作の一本調子は余計目に付いた。

 

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    一番不満だったのは今作が物語として閉じていて、〈続いていく物語とキャラクター〉というスター・ウォーズの魅力が感じられなかった点で、前日譚という構造上仕方のない部分もあるし、希望を繋ぐという理念的な繋がりがあったりはするのだけど、今回活躍した名もなき戦士たちがせっかく名前も付いて立体的に存在を始めたのだから、彼らがエピソード4の裏側でもずっと戦い続けていたという妄想をさせてくれるぐらいのサービスはあって良かったんじゃないか。ちなみに僕のしたかった妄想は、多大な犠牲の上でデス・スター設計図を奪取したローグ・ワンの面々はその後も各地で熾烈な地上戦を戦っていたが、ある時、空を見上げたジンの目に彼方で爆散するデス・スターの光景が飛び込んでくる。戦いが報われたことを知って涙するジンやアンドーとともにゲイレンやチアルートの霊体が微笑みながら空を見上げている…という感じ…。そんな妄想したかった〜、っていうかしているからいいのか。

 

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    あとフォレスト・ウィテカーが演じていた反乱軍のリーダー、ソウ・ゲレラの扱いが勿体無さ過ぎた。彼の率いる軍団自体がせっかく正規の同盟軍とは別仕立ての対帝国グループというのに、ほとんど意味のある役割を与えられずに消えてしまうのというのが勿体無いし、こういう跳ねっ返り達が同盟軍と合流してそこからローグ・ワンに志願していく流れだと燃えたと思うのだが。そしてソウ自身の役割にしても、ジンとの関係性を会話でサラッと流すだけなので、再会と別離がドラマとしての盛り上がりに欠ける上に、育ての親という設定はジンと父親の話という本筋を薄める効果になってしまっていると思った。

 

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    他のキャラクターでは、ジンのお父さんのゲイレン・アーソはマッツ・ミケルセンがやってるわりに印象薄かった。マッツ・ミケルセンはカッコいいけど悪い顔なので敵役のほうが良かったか。
    ロボのKー2SO(アラン・デュディック)は良かった。純朴なキャラクターが健気さで感動させるのは反則気味とも思ったけど。
   クリニック長官(ベン・メンデルスゾーン)の小悪党ぶりとゲイレンに対して友情めいたものを感じさせる微妙な立ち位置は外伝の悪玉としてちょうどいい感じで好きだった。
    亡命して同盟に情報を伝えるパイロット、ボーディー・ルック(リズ・アーメッド)は途中、ソウの拷問でフヌケにされるのだが、それがどこからどこまで続いているのか、それとも元からフヌケキャラなのかよく分からなくて困った。
    ドニーさんの相棒ベイズ・マルバス(チアン・ウェン)はいい味出してた。
ターキン総督はCG凄いなーとか感心しつつラストのあの方の登場でやっぱりCG気持ち悪いぜとか思ったりしたのたが、どちらも役者が演じていたみたいでそれはそれでびっくりした。役者に演じさせてCG処理したということなのかな。ここら辺はよく分からなかった。誰か教えて欲しい。

 

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    などとクドクドと主に不満を書いてしまったけど、色々妄想させてもらえたし、外伝としては十分に楽しませてもらったから、これからもサイドストーリーお願いします、というのが最終的な感想だったりはして、結局嫌いじゃない…。

 

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「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」予告 希望編 - YouTube

 

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