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yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

スプリット (2017・米)

    家庭に問題を抱え、周囲と打ち解けずに過ごしていた女子高生ケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)は同級生のクレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)、マルシアジェシカ・スーラ)とともに見知らぬ男に拉致され監禁される。男はデニス(ジェームズ・マカヴォイ)といい、23の人格を持ったDID(乖離性同一性障害)患者で、未だ現れぬ24番目の人格「ビースト」の生贄として少女たちを拉致したのだった。必死の脱出を試みるケイシーたち、そしてデニスの主治医である精神科医フレッチャー(ベティ・バックリー)もデニスの異変に気付き、真相を探り始めるのだった…。
監督・脚本:M.ナイト・シャマラン、製作:ジェイソン・ブラム、撮影:マイケル・ジオラキス、プロダクションデザイナー:マーラ・ルペル=スクロープ、音楽:ウェスト・ディラン・ソードソン。

 

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    多分ネタバレしてます。

 

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    前作『ヴィジット』があまりに良かったので初めて超楽しみにしてたシャマランの新作、冒頭からの誘拐シークエンスやオープニングクレジットのセンスもキレまくっていて、テンション高まった。その後の密室劇的なサスペンスは、とりあえず雰囲気だけ醸し出してダラダラやるという『ヴィジット』で覆される前のシャマラン映画の展開にも思えて、元のシャマランに戻っちゃったかなと不安も感じたが、ヒロインのアニヤ・テイラー=ジョイが可愛いいし、マカヴォイ七変化が凄まじ過ぎて全く飽きることがなかった。

 

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    マカヴォイ七変化はどのキャラクターも見事に各人格が憑依していて、観ていてそれぞれのキャラクターの心情に移入させられた。ある人格を別の人格を装って演じるという多重構造をすんなり理解させる演技力が凄いし、9歳児キャラで気持ち悪いダンスを全力で踊るという笑いと恐怖のないまぜになった場面もたまらなかった。

 

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    あと、あどけなさとミステリアスな深みを兼ね備えた主人公のアニヤ・テイラー=ジョイがとにかく可愛かったし、シャマランもフェティッシュ全開で演出しているのが伝わってきた。フェティッシュな演出と言えばおばあさん(ベティ・バックリー)の太ももを執拗に画面前方に映し出す場面は一体なんなのかと思ったけど。

 

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    多重人格を犯罪に絡めて描くというのは今の時代でいくと前作同様キワキワというかアウトな気がするが、あまりにも作り物として提示してあるから許されるかなとも思った。
で、段々いつもの感じになっていく物語運びはこれまでの集大成的な作りにもなっていたし、演出のステージが一段上がっている印象を受けた。

 

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    そして今回のどんでん返しに当たるまさかのシャマランユニバース立ち上げ。やっぱりこの人時流に乗った儲け話が上手なだけじゃないかという気がしないでもないが、凄く楽しみ。そもそも主人公の女の子の物語としては完結していないので、続編はやってくれないと落ち着かないし。次も期待パンパンにして待っておこう。

 

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