yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

否定と肯定 (2016・英、米)

    ユダヤ人の歴史学者デボラ・E・リップシュタットレイチェル・ワイズ)は自著で批判したホロコースト否定論者デイヴィッド・アーヴィング(ティモシー・スポール)に名誉毀損で英国の法廷に提訴される。訴えられた側に立証責任が負わされる独特の司法制度のもと、リップシュタットは法廷弁護士リチャード・ランプトン(トム・ウィルキンソン)らを擁するアンソニー・ジュリアス(アンドリュー・スコット)の大弁護団とともに歴史修正主義と同じ土俵に上がらぬことに留意しながらの戦いを始めるのだった。
監督:ミック・ジャクソン、脚本:デヴィッド・ヘア、撮影:ハリス・ザンバーラウコス、美術:アンドリュー・マッカルパイン、編集:ジャスティン・ライト、音楽:ハワード・ショア、衣装:オディール・ディックス=ミロー。

 

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    本作の物語は、歴史的に自明の事実であっても丁寧に周知説明していかなければ虚偽の歴史が台頭してくるという状況が描かれていたけど、この作品自体が真実を周知させていく作りになっていることでそういった歴史修正主義への対抗措置になっていて、そのこと自体に作品の価値があるとは思った。とは言え映画として面白いかは別の話だが、法廷劇としての盛り上げや主演のレイチェル・ワイズの存在感、モリアーティにマイクロフト(アンドリュー・スコットとマーク・ゲイティス)のSHERLOCK組登場などちゃんとでエンターテイメントとして楽しかったので良かった。

 

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ホロコーストは実在したのか?衝撃の裁判を描く 映画『否定と肯定』予告編 - YouTube

 

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