yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー (2018・米)

    アスガルドから新天地へ向かっていたソー(クリス・ヘムズワース)やハルク=バナー博士(マーク・ラファロ)達は、6個揃うと無限の力を発動するという「インフィニティ・ストーン」を集め、全宇宙に壊滅的打撃を与えんとするサノス(ジョシュ・ブローリン)に襲撃される。何とか一人地球へと脱したバナー博士はドクター・ストレンジベネディクト・カンバーバッチ)と合流、アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)にサノスの脅威を伝え、アベンジャーズによる迎撃を要請する。圧倒的な力を持つサノスに対抗すべくアベンジャーズは確執を超えて再結集し、キャプテン・アメリカクリス・エヴァンス)、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)、スパイダーマントム・ホランド)、ブラックパンサーチャドウィック・ボーズマン)、ヴィジョン(ポール・ベタニー)、スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)、ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)らが集結する。一方、ソーもスター・ロード(クリス・プラット)やガモーラ(ゾーイ・サルダナ)たちガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに助けられていた。しかしサノスはすでに全てのインフィニティ・ストーンを手中に収めんとしていたのだった…。

監督:アンソニー&ジョー・ルッソ、脚本:クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー、製作:ケヴィン・ファイギ、製作総指揮:ジョン・ファブロー、ジェームズ・ガン、スタン・リー、撮影監督:トレント・オパロック、プロダクション・デザイナー:チャールズ・ウッド、編集:ジェフリー・フォード、マシュー・シュミット、衣装デザイナー:ジュディアナ・マコフスキー、視覚効果&アニメーション:インダストリアル・ライト&マジック、視覚効果監修:ダン・デレウ、音楽:アラン・シルヴェストリ

 

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    祭りとして満腹としか言いようがない作品だった。どんだけいるのかというぐらいの主役級のキャラクター達それぞれに単体作品の雰囲気を保持させたまま相応しい活躍をさせる離れ業が成立しているだけでお腹いっぱいで、特に今作から合流のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々がちゃんとそのままのキャラクターでアベンジャーズの世界に溶け込んでいたのが感涙ものだった。これはちゃんとジェームズ・ガンが製作総指揮として関わっていたのが大きいのかなと思ったが、前作のソー3作目でヒーロー世界とスペースオペラ的世界を接着していたりユニバースの大きな流れを丁寧に構築していっていることで成し得ている面も大きくて、マーベル恐るべしと改めて感じた。

 

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     そんな風にマーベルシネマティックユニバースで積み上げてきた故の大河ドラマ的流れの凄さもあると同時にその他の諸々をアッサリ切り捨てる淡白さ(新天地を求めたソーたちの物語、キャップと社長の確執の物語、ヴィジョンの扱いetc…)、ボスキャラのサノスの説得力がありそうでよく考えたら単細胞な思考回路の悪行など程よく単純化してスッキリ分かりやすくしていたのも収拾のつかない拡散傾向の抑制になっていた。

 

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   ストーリーはヒーローの生死が複数描かれていて衝撃的展開と言えなくも無いのだが、なにせ死んでも蘇るのが常識のアメコミ世界なので感傷的になりきれないモヤモヤはあった。とは言えそこも含めて祭りとしての盛り上げにはなっているので、とりあえず最後にはどこかであいつらが活躍していると夢想出来るみんなハッピーな状態に着地さえしてくれれば何の文句もない(つまり次作の出来が最重要ポイントではある…)と思わせてくれる作品だった。

 

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Marvel 映画「アベンジャーズ/ インフィニティ・ウォー」日本版予告 - YouTube

 

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