米カンザス州ブライトバーンに隕石のような物体が墜落した。農場を営むカイル（デヴィッド・デンマン）とトーリ（エリザベス・バンクス）の夫妻はその現場で可愛い赤ん坊を見つけ出す。子供に恵まれなかった夫妻はその赤ん坊をブランドン（ジャクソン・Ａ・ダン）と名付け、夫妻の子として育てるが、12歳になったブランドンは、異常な力を発揮し始め、暴力的な本性を露わにしていく。
監督：デヴィッド・ヤロヴェスキー、製作総指揮：ジェームズ・ガン、脚本／製作総指揮：ブライアン・ガン＆マーク・ガン。
ジェームズ・ガンのプロデュースということでなのか、ジャーロ風味のゴアシーンはかなり気合いが入っていて、目玉にガラスが刺さるシーンとか痛いからヤメテーっという感じでなかなか強烈だった。あとエンディングにマイケル・ルーカーが顔見せで登場するのがジェームズ・ガンプロデュースならではの部分だったかな。
内容はスーパーヒーロー物の反転として中二病の人がホントに超能力持ったらこうなるというおかしみが見どころではあったけど、これは散々ヒーロー物で能力者の覚醒段階として描かれたり、ヴィランの物語として語られたりしてきているので、さして新鮮味があった訳ではない。ただ最近のジャンル映画が一緒に観に来ている親を泣かせにかかる傾向が強過ぎるので、そこをあっさり裏切ってくれているのは良かった。
それとシリーズ化、というか流行りのユニバース化への色気を強烈に出していたが、それはないだろな…。
