yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

シェイプ・オブ・ウォーター (2017年・米)

 冷戦時代、アメリ政府の機密研究機関で清掃員として働くイライザ(サリー・ホーキンス)は発話障害を持っていたが、職場とアパートの往復の毎日を慎ましく暮らしていた。ある日、研究所にホフステトラー博士(マイケル・スタールバーグ)が威圧的な軍人ストリックランド(マイケル・シャノン)とともに研究対象として人型の奇妙な水棲生物(ダグ・ジョーンズ)を運び込む。関わりを持つのは同僚のゼルダオクタヴィア・スペンサー)と売れない画家で隣人のジャイルズ(リチャード・ジエィキンス)ぐらいだったイライザは、その、水棲生物をひと目見た時から心惹かれ、人目を盗んでは会いにゆき、やがて互いに信頼と愛情で結ばれていくのだが…。

監督/原案、製作、脚本:ギレルモ・デル・トロ、脚本:ヴァネッサ・テイラー、撮影監督:ダン・ローストセン、美術:ポール・オースタベリー、編集:シドニー・ウォリンスキー、音楽:アレクサンドル・デスプラ、衣装:ルイス・セケイラ。

 

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 これ迄にもあってよさそうな異形の者との恋愛映画だけど、主人公サイドも敵対する側も何かが欠けた人物しか登場しない純愛物語をここまで大きな映画で作ってしまえたのはかつて無かったかも知れない。隅々までデルトロの気合いが漲った画面の連続で観てる間ずっと幸せな気分を味わえた。ただ凄く綺麗にまとまっているので、世界からはみ出した人々の物語になのに作品自体は箱庭的に整っているところが物足りなく感じてしまったりもした。それは半魚人が怖さの無い、あまりに優しいキャラクターだったからというのもあるんだろうが、そこはデルトロの優しさというかメルヘンな部分なので仕方ないか。

 

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