北宇治高校吹奏楽部で全国大会金賞を目指す黄前久美子(黒沢ともよ)や高坂麗奈(安済知佳)も2年生になり、奏(雨宮天)、求(土屋神葉)ら新入生が後輩として入部してきた。そして部内にはまたも不協和音が鳴り始める…。
監督:石原立也、脚本:花田十輝、原作:武田綾乃、チーフ演出:山田尚子、キャラクターデザイン・総作画監督:池田晶子、総作画監督:西屋太史、楽器設定、楽器作画監督:髙橋博行、美術:篠原睦雄、3D美術:鵜ノ口穣二、撮影監督:髙尾一也、3D監督:冨坂紀宏、音楽監修:大和田雅洋、音楽:松田彬人、アニメーション制作:京都アニメーション。
青春のキラキラをそのまま具現化したような透明感溢れる画面とキャラクターの輝きが到達している場所がとにかく高み過ぎる。素晴らしくよく出来た総集編だった1、2作目が濃厚だっただけにストーリーの厚みとして劣るところはあるものの、単体作品としてストーリーをギュッと詰め込みつつ、ちゃんと映画の間も意識して作られていて、さらにはこれまでの物語とキャラクターの蓄積からの地続きの面白さも当然あるので、やはり今作も名作。これ以上はマンネリになるのかもという気もするけど、きっと楽しいので全然良いし、黒沢ともよの久美子をまた見たいと思った。