70年代初頭、メキシコシティのコロニア・ローマ地区。医師アントニオ(フェルナンド・グレディアガ)と妻ソフィア(マリーナ・デ・タビラ)、彼らの4人の子どもたちと祖母が暮らす中産階級の家で家政婦として働く若い女性クレオ(ヤリッツァ・アパリシオ)は、子どもたちの世話や家事に追われる日々を送っていた。そんな中、クレオは同僚の恋人の従兄弟である青年フェルミン(ホルヘ・アントニオ・ゲレーロ)と恋に落ちる。
監督・脚本・製作・撮影・編集:アルフォンソ・キュアロン。
『ゼログラビティ』と『トゥモローワールド』を足して文芸映画で割ったようないかにもキュアロンな作品だった。やはりでSF観たい、というのはあったけど濃密な映画で、美しく面白かった。しかし1番印象に残るのは右翼空手バカがマッパで空手の型をやる何とも言えないシーンだったな…。