2019-05-05から1日間の記事一覧
サイケデリックとポップが丁度良く融合した洗練された作りは前作同様。もちろん良いんだけど、あらゆる点が過剰で歪で最高だったDeerhunterはもう聴けないんだろうな。もちろん『What Happens to People』とかDeerhunterならではの心地よい曲は健在で、それ…
歌声、行き届きながらも大仰過ぎないアレンジの丁度良さ、グッドメロディ、それらが揃った理想的なロック(?)アルバムで気持ちいい。ブックレットの歌詞を頑張って読んだ限りでは歌詞も良さそうで、全体的に趣味がいい感じの名盤でした。 Lucy Dacus - "Ad…
BTSのユンギが作編曲で参加(4曲目)というだけで買ってしまった。聴いたことある楽曲で勝手に抱いてた勢いのある曲のイメージは皆無で、どの曲も都会的で洗練されたムード。その中にユンギ曲もカチッとハマってました。 EPIK HIGH (에픽하이) - 술이 달다 …
2人のメロディメイカーとしての才能と、互いの親密さと違いというような関係性が浮かんでくるような楽曲とブックレットで、企画モノとしても単体作品としても楽しめた。 [MV] 이랑 イ・ラン 시바타사토코 柴田聡子 - Run Away - YouTube 発売日 2019/2/7 収…
確実に現実社会に存在してそうな図々しく不気味でイヤな人物の造形と描写がデビュー作からして既に確立していて面白い。それが物語になっていて楽しませてくれる近作の完成された面白さというよりは、イメージそのままを楽しむ純文学っぽい感じもありつつ、…
恋が成就したら終わりなラブコメの宿命を負って終盤はわりと同じ周回軌道を回っていくのかな、というムードが漂い出したところで非現実キャラたちがページを埋め尽くすこの作品ならではの盛り上がりとキャラが文字通り疾走していく熱量で大団円に突入、終わ…
文明の激突というだけでもデカい物語なのに、それがそれぞれ異なる時間の流れ同士の文明だというとんでもない大風呂敷の展開をケレンとハッタリでわりと一本道なエンタメとして押し通す力技が爽快で素直に楽しかった。作中の文明の衝突は全体主義国家vs洗練…
表題作をはじめとして、SFプラス恋愛青春モノ(ただし恋愛対象の女性は美少女に限る)という日本で受けそうな要素の短編が多く収録されていて、その要素が濃い作品ほど甘酸っぱくて面白く読めたのだけど、日本のアニメにありがちな女性の神聖化というかロリ…