今時二枚組25曲とか人気声優にしか出来ない…。しかもイイ曲揃い。90年代渋谷系のポップな部分を抽出して、スノッブな部分を花澤香菜のキャラクターで帳消しにしたような、(個人的に)理想のポップアルバムだった。
2位 Spoon 『They want my soul』
oasisの『dig out your soul』以来の骨太ロックンロールの傑作だと思ったが、大してロックバンドを聴かなくなったので実は違うかも知れない。でも良かった。
3位 『Guardians of the Galaxy: Awesome Mix Vol. 1 (Original Motion Picture Soundtrack)』
適度にベタな選曲のセンスもいいんだけど、このアルバムかけると、『この曲はあそこでかかった曲だー』と初めて娘と語れたから、個人的に超特別な思い出盤になったのだった…。
4位 植野隆司『植野隆司フォーク100』
テニスコーツの音源もちゃんと出してて、課外活動でも頻繁に名前を見かけていた中でこの分量(カセット6本組)。狂気の域だ。そして見事にズブズブと沈んでいく感覚が心地よいダウナー系フォーク(?)。各テープのタイトルも最高。
5位 Pixies 『IndieCindy』
何だかんだ言ってやっぱりリアルタイムで彼らの新録アルバムを聴けたことは嬉しかった。もちろん『doolittle』なんかと比較するものではないけど、Pixiesとしか言えないアルバムだった。
6位 BADBADNOTGOOD『Ⅲ』
ひたすらカッコよく心地良かった。今年一番聴いたかも知れない。
7位 池間由布子『しゅあろあろ』
さや参加曲もちょうど良いアクセントで効いていて今作も良かった。『光輪』は植野版、柴田聡子版ともまた違った独特の色香。
8位 The Rentals『Lost In Alphaville』
マット・シャープがまたポップなアルバムを作ってくれて、しかも昔のままの弾けぶりで嬉しかった。
9位 ものんくる『南へ』
演奏はもちろん吉田沙良さんの声が、とにかく素晴らしかった。
10位 BABYMETAL『BABYMETAL』
クールジャパンな持ち上げられ方はヤな感じだが、かなり充実のポップアルバムで、映像見るのも面白かった。
あとは曲単位で
堀江由衣『The World’s End』
武藤彩未『宙』
petitmilady『100%サイダーガール 』
カネコアヤノ『スイミング』
坂本慎太郎 『スーパーカルト誕生』
BECK『Morning』
the pains of Being Pure Heart 『Kelly』
ナンバタタン『ズレズレニーソックス』
などなど。
しかし声優に転んだ感がますますある。歌って踊る現場は見ないから、見た目やパフォーマンスは関係ないし、声も含めて楽曲が充実していて、更に一応本業のあるプロだから、若年層を搾取してるアイドルのいやな感じがしないのもいいんだな…。
で、今年はあとReddTemple+Otomo Yoshihideの音源聴きたかった。ライブ会場限定とかやめてくれんかな〜。