月が大好物のチーズで出来ていると思い込んでいる発明家ウォレスはロケットを製作して相棒の愛犬グルミットととに月旅行へ出掛けるという短編。ニック・パーク監督作品。
グルミットの動きだけでもうたまらない。特にロケット作ってる時の動作ひとつひとつがかわいすぎる。ロケットの内装や月へ向かう場面の美しさにもアードマンスタジオ&ニック・パークによるコマ撮りアニメの凄さを感じまくった。語り口としてもクラッカーを取りに部屋へ戻るしょうもないシチュエーションもサスペンスにしてしまうし、月到着後の自販機ロボットのエピソードでは『2001年〜』やら『エイリアン』のSFテイストをギュッと凝縮した上で最後はラピュタの天空の城で花に水やるロボットのような寂寥感と暖かみ+ほのぼの感まで表現してしまうという素晴らしさ。子供と大喜びして観た。