yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

スター・トレック BEYOND (2016・米)

    カーク船長(クリス・パイン)率いる宇宙船U.S.S.エンタープライズ号は宇宙探査の旅の途中、宇宙基地ヨークタウンに寄港する。そこで異星人から未知の惑星での救難要請を受けた一行は現場へと向かうが、謎の敵クラール(イドリス・エルバ)の襲撃を受けてエンタープライズは大破、ウフーラ(ゾーイ・サルダナ)やスールー(ジョン・チョー)などクルーの大半も捕まってしまう。カークはスポック(ザッカリー・クイント)、マッコイ(カール・アーバン)、スコッティ(サイモン・ペグ)、チェコフ(アントン・イェルチン)ら難を逃れたクルーと、新たに知り合った異星人ジェイラ(ソフィア・ブテラ)とともに仲間の救出に向かうのだった。監督:ジャスティン・リン、脚本:サイモン・ペグ、ダグ・ユング、製作:J・J・エイブラムス、撮影:スティーヴン・F・ウィンドン、音楽:マイケル・ジアッチーノ

 

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    前2作と同様に、何かが違うという違和感を感じつつもきっちり楽しめた。何が違うのかというのは考えてはみたけれど、よく分からない。アクション成分が多すぎることかとも思ったが、TNGでのボーグ戦は大好きだし、そういう訳でも無さそうで、単にB級臭が薄いというのが違和感の正体かも知れない。

 

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    それにしても今作は生身のアクションがちょっと多過ぎで、しかもカメラが動きまくっていて状況を把握出来ず、何をやっているのかよく分からない。そもそもスタートレックという作品にそういう今時の演出がそぐわないというのもあって、古臭くても固定したカメラでじっくり画面を見せて欲しかった。そういう意味ではやはりアクション成分多めなのが違和感の一部とは言えるか。

 

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    そんな今風の画面なんだけど、スクリーンに拡がるヨークシティの未来都市の細密な描写は感動的で、映画でしか体験出来ない圧倒的なスケールを味わえたので、作品としてはそれだけで充分満足出来た。

 

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     あと、リン・ミンメイならぬビースティボーイズが歌姫と化すマクロスな展開はサイモン・ペグ脚本ならではのオタク的宇宙戦だったけど、敵機が爆散しまくる映像はちょっと怖かった。ここは設定がよく理解出来ていなくて、敵機はドローン兵器みたいでもあるけど、有人機のような描写もあったので、人が乗っているのだとしたら凄まじい殺戮シーンでかなり気分悪いが。

 

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     役者やキャラクターに関しては旧シリーズに思い入れが無いので特に違和感も親近感も覚えなかったが、カール・アーバンの古臭い顔立ちのマッコイはスタートレックのクルーに似つかわしくて良かった。あと新キャラクターのジェイラはカッコよかったのでクルーに加えて欲しい。どうせパラレルワールド設定だからメンバーは変動可能な筈だし。それとアントン・イェルチンは正直これまで殆ど意識していなかったけど、亡くなったことを受けて鑑賞していると、間が抜けてはいるけど憎めないという映画のキャラクターと相まって、今更親しみが湧いてきて悲しくなってしまった。次作ではチェコフをどういう扱いにするんだろう?

 

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映画『スター・トレック BEYOND』予告編第2弾 - YouTube

 

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