最高です。既出シングルの3曲はどれも良かったものの、北川勝利、山崎ゆかり、秦基博それぞれの個性が色濃く出た楽曲だったので、これらがひとつのアルバムに入ってくるイメージは浮かびにくかったけど、結果としてそれらも溶け込んでトータルとしての完成度を感じさせる傑作ポップアルバムになっていた。これは人選含めたプロデューサーの仕事と歌い手としての花澤香菜の存在感が大きいのかな。各曲のクオリティの高さは素晴らしい人選もあるのだけど、曲の良さはもちろん隅々まで神経の行き届いたアレンジが施されていたりして、やっつけ仕事感皆無なのが嬉しいところ。片寄明人曲『FLOWER MARKET』では演奏しているのがオリジナルラインナップのGreat3+アイゴンで感激だったけど、楽曲もフジファブリックの人の鍵盤が入ってちょっとStereolab調になっていて、これが花澤さんの声と相性抜群、今後の方向性の指標にもなりそうな名曲だった。
花澤香菜 『ざらざら』(Music Clip Short Ver.) - YouTube
花澤香菜 『あたらしいうた』(Music Clip Short Ver.) - YouTube
花澤香菜 『透明な女の子』(Music Clip Short Ver.) - YouTube
花澤香菜 「Opportunity」(セルフレビュー) - YouTube
発売 2017/2/22
収録楽曲
1.スウィンギング・ガール
2.あたらしいうた
3.FRIENDS FOREVER
4.星結ぶとき
5.滞空時間
6.カレイドスコープ
7.透明な女の子
8.Marmalade Jam
9.Opportunity
10.ざらざら
11.雲に歌えば
12.FLOWER MARKET
13.brilliant
14.Seasons always change
15.Blue Water