yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

エイリアン コヴェナント (2017・米)

   惑星「オリガエ6」への人類移住計画を託された宇宙船コヴェナント号は航行中にトラブルに見舞われ、乗組員たちは急遽冷凍休眠から目覚めるが船長は死亡してしまう。船長代理のオラム(ビリー・クラダップ)は、謎の電波を発信する事故現場近くの惑星が居住に適しているとして、船長の妻であるダニエルズ(キャサリン・ウォーターストーン)の反対を押し切り上陸して調査することを決定する。しかし惑星に降り立った乗組員とアンドロイドのウォルター(マイケル・ファスベンダー)は未知の生命体の襲来を受けてしまう。そんなダニエルズたちの危機を救ったのは11年前に消息を絶ったプロメテウス号のエリザベス・ショウ博士と同行していたアンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)であった。

監督:リドリー・スコット、脚本:ジョン・ローガン、ダンテ・ハーパー、ストーリー:ジャック・ペグリン、マイケル・グリーン、キャラクター原案:ダン・オバノン、ロナルド・シャセット、撮影監督:ダリウス・ウォルスキー、プロダクション・デザイナー:クリス・シーガーズ、特殊効果スーパーヴァイザー:ニール・コーボールド、視覚効果スーパーヴァイザー:チャーリー・ヘンレイ、音楽:ジェド・カーゼル、衣装デザイナー:ジャンティ・イェーツ。

 

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   前作の続きで首だけになったアンドロイド(デヴィッド)とヒロイン(ショウ博士)の宇宙珍道中を期待してたら、『プロメテウス』そのものの続きはあっさりと放棄、『エイリアン』へと繋がる要素と人類起源の探求という、あ、そっちへ行くんだという壮大な話が展開されていて、そのわりに広大な宇宙でたまたまショウ博士たちがいた惑星に都合よく主人公たちの移民船がやってくるなどという同じ町内の話なのかというぐらいのこじんまりとした物語世界がブレンドされたかなり不思議な(おかしな)作品だった。  

 

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    そもそもこのシリーズ、『ブレードランナー』同様に本家を補完して謎を明かしていくことが逆に本家のミステリアスな余白を奪っていくという矛盾を抱えているので(しかもこっちは本人がやっている)、どうせなら『プロメテウス』の物語の続きをやってほしかったというのはあるが、ギーガーのイメージをスケール感を持って具現化した場面は流石だったりして、こういう映像を見せてくれただけでも充分有り難いとは思ったし、ファスベンダー大活躍やホラー描写も嬉しかったのでエイリアン誕生の秘密とか人類の起源とかどうでもいいと思いつつ続きをやってくれたら結局観てしまうんだろうな。

 

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映画『エイリアン コヴェナント』日本版予告編 - YouTube

 

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