yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

ゲット・アウト (2017・米)

   ニューヨークの写真家クリス(ダニエル・カルーヤ)は恋人ローズ(アリソン・ウィリアムズ)から実家へと招待される。自身が黒人であることから白人のローズ一家から歓迎されないのではという不安を抱えて訪れた郊外の邸宅でローズの父(ブラッドリー・ウィットフォード)や母(キャサリン・キーナー)、弟(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)たちから過剰に手厚い歓待を受けるが、ウォルターと(マーカス・ヘンダーソン)、ジョージナ(ベッティ・ガブリエル)という黒人の使用人を使役させていることに違和感を覚える。翌日開かれた白人ばかりのパーティの中で黒人の若者を発見したクリスは彼にカメラを向けるがフラッシュが焚かれた瞬間に男は豹変し、「出ていけ!」と襲いかかる。親友のロッド(リルレル・ハウリー)の忠告もあり、いよいよ状況に危機感を募らせたクリスはローズとともに実家から抜け出そうとするのだが…。
監督、脚本:ジョーダン・ピール、製作:ショーン・マッキトリック、ジェイソン・ブラム、撮影監督:トビー・オリヴァー、プロダクション・デザイン:ラスティ・スミス、編集:グレゴリー・プロトキン、衣装デザイン:ナディン・ヘイダーズ、音楽:マイケル・アーベルス。

 

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   白人至上主義者らによる黒人への憎悪感情が憧憬の裏返しで成り立っているという皮肉な見立てや、自分という存在が他者に乗っ取られ、取って代わられるかも知れないという主人公が味わう恐怖がマジョリティがマイノリティに対して抱く恐怖感のこれまた裏返しになっていたりして、凄く考えて作られたホラーだと思った。

 

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    とは言えホラーとしては中盤までの得体の知れなさがスリリングで、不気味の正体が見えてしまって以降は追いかけてくるのがアブナイ思考回路ではあるものの肉体的には普通のファミリーなのであんまり恐怖感はなく、物足りなさも感じた。ラストは本当は「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」みたいにするつもりだったんではないかと思ったがどうなんだろう。あとケイレブ・ランドリー・ジョーンズ出てたのは良かった。カッコいい。

 

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『ゲット・アウト』予告編 - YouTube

 

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