yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

アンダー・ザ・シルバーレイク (2018年・米)

    LAのシルバーレイクにあるアパートの自室の窓から若者サム(アンドリュー・ガーフィールド)は犬を連れた美女サラ(ライリー・キーオ)に見とれていた。その後サラの部屋に招かれ親しくなりかけるが、翌日訪れた時には部屋は空っぽになっていた。壁には謎の暗号が残っており、彼女の周囲には怪しい海賊ファッションの男の影も見え隠れする。街に大富豪ジェファソン・セヴンスの失踪や謎の犬殺しの存在など不穏な空気が流れる中、サムは何かに取り憑かれかのようにサラの捜索を開始する。

監督、脚本、プロデューサー:デヴィッド・ロバート・ミッチェル、撮影監督:マイケル・ジオラキス、編集:ジュリオ・C・ペレッツ4世、プロダクションデザイン:マイケル・T・ペリー、音楽:リッチ・ヴリーランド。

 

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   ハリウッド妄想地獄巡り映画で、そういうのはもういいよという気もしたが、ポップカルチャーへの愛憎滲み出まくる部分や古典への憧憬がスパイスとなっていて観ている間は飽きずに楽しめた。ただ音楽、映画、ゲームなど登場するポップカルチャーはあくまで監督の青春時代の投影で、中年向けノスタルジーには違いなかった。

 

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    カート・コバーンに対するスタンスとか見ていると、ポップカルチャーそのものは好きだが、世間の取り扱いに対する違和感というのがあるんだろうなと感じられて、自分が好きだったものが商業ベースに取り入れられていくことで愛憎がないまぜになっていく感覚は共感出来た。ただ当時のカルチャーが好きだったティーンエイジャーも歳をとるわけで、やっぱりそれもノスタルジーだな。

 

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    あと、ヒット曲を裏で作り続けてきたという設定の老人が次々とヒット曲を演奏する場面でなぜかピクシーズも入っていて、そりゃないだろと思ったが、単にUSオルタナ好きからピクシーズ好きという流れとは別に「ファイトクラブ」に思い入れがある層にとってのピクシーズという線もあるということなんだろうと思ったりもした。それとウエストワールドの人(ジミ・シンプソン)がいい役で出ていて良かった。

 

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【公式】アンダー・ザ・シルバーレイク 10・13公開/本予告 - YouTube

 

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