yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

運び屋 (2018年・米)

    家族を顧みず、デイリリー栽培の名人として仕事一筋で生きてきたアール(クリント・イーストウッド)は時代の流れで菜園を失い、元妻のメアリー(ダイアン・ウィースト)や娘のアイリス(アリソン・イーストウッド)とも疎遠で孤独な90歳の老人になっていた。そんな時、孫娘ジニー(タイッサ・ファーミガ)のパーティに顔を出したアールは出席者のひとりから車で荷物を運ぶだけの簡単な仕事を持ちかけられる。話を引き受けたアールだったが、それはコカインを街へ運ぶ麻薬カルテルの仕事だった。アールは組織のボス、ラトン(アンディ・ガルシア)の送り込んだ監視役フリオ(イグナシオ・セリッチオ)らを飄々とした魅力で懐柔しつつ順調に仕事をこなしていくが、麻薬取締官のベイツ捜査官(ブラッドリー・クーパー)らの捜査網は確実にアールに迫っていた。

監督、製作:クリント・イーストウッド、脚本:ニック・シェンク、製作:ティム・ムーア、クリスティーナ・リベラ、ジェシカ・マイヤー、ダン・フリードキン、ブラッドリー・トーマス、撮影:イブ・ベランシェ、美術:ケビン・イシオカ、編集:ジョエル・コックス、衣装:デボラ・ホッパー、音楽:アルトゥロ・サンドバル。

 

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   家族をないがしろにしてきたことへの贖罪として仕方なく運び屋をやる、みたいなストーリーかと思いきや全くそんなことはなく、飄々として軽やかな老人がやっぱり好き勝手に儲けの良い仕事に邁進するという展開や、退役軍人の頑固爺さんと思わせつつも現代的価値観にわりと柔軟に対応しちゃうチャーミングなキャラクターを嬉々として演じているなど相変わらず新鮮さを保持したクリント・イーストウッドが微笑ましく楽しかった。

 

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   そもそもこんな作品を演出かつ主演出来る老人なんてイーストウッド以外に居ないだろうというだけでも歴史的作品な気もしたが、その上で軽やかで楽しいのが良かった。積み重ねてきた功績の重さを徹底してまとわないのも意図的か天然かわからないが凄かった。

 

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映画『運び屋』特報【HD】2019年3月8日(金)公開 - YouTube

 

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