かつて量子世界で行方不明になったジャネット(ミシェル・ファイファー)を捜す夫のピム博士(マイケル・ダグラス)と娘のホープ(エヴァンジェリン・リリー)はシビル・ウォーに参加したことで自宅で行動制限の刑期を務めていたアントマンことスコット(ポール・ラッド)に協力を要請する。しかし武器商人バーチ(ウォルトン・ゴギンズ)や謎の存在ゴースト(ハンナ・ジョン・カメン)がその計画で使う技術を狙って、アントマンの前に立ちはだかる。
監督:ペイトン・リード、脚本:クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ、ポール・ラッド、アンドリュー・バレル、ガブリエル・フェラーリ、製作:ケヴィン・ファイギ、撮影監督:ダンテ・スピノッティ、プロダクションデザイナー:シェパード・フランケル、視覚効果監修:ステファン・セレッティ、音楽:クリストフ・ベック。
コンパクトな泥棒映画という前作での中心的醍醐味が減じて焦点がボヤけてたけど、宝の奪い合いやSF色の増加など飽きさせない工夫とワスプ&ゴーストのアクションでちゃんと楽しかった。しかしジェームズ・ガンの件もあるし、もうそろそろこの手の作品はいいかな、という気分も湧いた(というのを書いた当時、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』からガン監督が降ろされる事件が起こっていて、そんな気分になっていた。しかしその後、ガン監督奇跡の復帰となり、今はまたマーヴェル映画どんと来い、という気分になっております…)。