全編ワンシーンワンカットのゾンビ映画を撮依頼された売れない映画監督・日暮(濱津隆之)がスタッフや妻(しゃはまはるみ)、娘(真魚)を巻き込んで奮闘する姿を描く。
監督・脚本・編集:上田慎一郎、撮影:曽根剛、録音:古茂田耕吉、特殊造形・特殊メイク:下畑和秀、音楽:永井カイル。
ホラーに慣れてない客層が明らかに居心地の悪そうになるぐらい『ちゃんとした』導入部分から状況と物語をサクッと組み立てる中盤部、笑いと感動を連動させて解を与えていく終盤(解決編)、最高だった。構成と脚本の妙、このスタッフ、予算でこそ成立したんだろうと思った(という感想を鑑賞後にあげてたが、その後のブーム?というか盛り上がりが凄くて、作り手たちにとってはもちろん大成功だろうけど、個人的にはもうこの時の気分で映画を楽しめることは出来なくなってしまったなー、という感じだ)。