一流商社で働くOL 静香(三吉彩花)は怪しげな催眠術師・マーチン上田(宝田明)によって「曲が流れると歌って踊らずにいられない」という催眠術にかけられしまう。催眠術を解く為に静香は催眠術師の助手をしていた千絵(やしろ優)や探偵の渡辺(ムロツヨシ)とともに催眠術師の行方を捜すが…。
原作・脚本・監督:矢口史靖、撮影:谷口和寛、美術:磯田典宏、編集:宮島竜治、音楽:Gentle Forest Jazz Band、野村卓史、振付:Q-TARO、EBATO。
いかにも矢口作品っぽい楽しさもあったし、三吉彩花と宝田明も良かった。しかし生々しさが先にきて笑えないギャグも多かったし(あおり運転されるくだりとか、ちょっと今のご時世笑えない…)、ミュージカルとしての迫力不足も感じたし、関係性がイマイチ構築されないうちに友情モノみたいな雰囲気出してこられて、バディものとしても不完全燃焼感が強かった。特にミュージカルシーンはもっとお金をかけられればきっと楽しかったんだろうなと思った。