2020-11-03 世界最恐の映画監督 黒沢清の全貌 / 「文學界」編集部 書籍 放置していて読み終わったのがヴェネチア受賞後というのがアレだが、それは偶然。で、内容はほとんどが対談を含めた本人の語りやインタビューで構成されていて嬉しいし、長谷川和彦とのエピソードなど特に面白かった。なかでも監督本人が自身の作品のバランスの悪さとそれ故の魅力を自覚しつつ、それを意図的にやっているのが分かって、そこが一番なるほど、と思うと同時に、やはりそうなのか、というポイントだった。