人がゾンビ化するウイルスが蔓延し、壊滅状態となった韓国からを香港へ逃げ延びていた元軍人ジョンソク(カン・ドンウォン)は現地の裏社会から大金の積み込まれたトラックの回収を依頼されて半島へと渡るが、感染者やソ大尉(ク・ギョファン)とファン軍曹(キム・ミンジェ)に率いられた凶暴な民兵集団に襲われて危機に陥いってしまう。そんなジュンソクを救ったのは、かつて彼が半島から脱出する際に見捨てていったミンジョン(イ・ジョンヒョン)とその娘ジュニ(イ・レ)、ユジン(イ・イェウォン)だった…。
監督・脚本:ヨン・サンホ、脚本:パク・ジュソク、撮影:イ・ヒョンドク、美術:イ・モグォン、編集:ヤン・ジンモ、音楽:モグ。
大概のゾンビ映画の続編と同様にゾンビ要素がほぼゼロになったアクション大作で、特撮も含めて全てが大味な亜流マッドマックスみたいな映画だった。なのでゾンビを期待するとけっこう肩透かしを食う感じではある。
ただ流石に近年の韓国映画らしくファン軍曹を始めとしてイイ顔したナイスキャラが乱立していたので、正月に子供と観るにはちょうど良かった。しかしこういうのを見ると、手作りのB級ゾンビ映画が観たくはなる。あとアクション大作としてもアクションの過剰具合で盛り上がりに欠けたのと、運転スキルがプロ級とか、メカに強すぎるとか、定番過ぎるがあり得ない子供キャラは実写だとちょっとシラけた。